❶研修は受けたけれど、まだよくわからない人
❷今から受ける研修についていけるか心配な人
❸臨床で実際に評価をしてみて戸惑っている人
❹院内研修参加者へのテキストを探している人
診療報酬の算定要件である「看護必要度」の本格的施行を控えて、どの担当者も必死に勉強中。そんな中、評価項目のポイントをわかりやすく解説した『学習ノート』の第2版が発行されました。
まず、研修を受けた方へ、この本の活用方法をお話しします。テキスト『看護必要度 第5版』でしっかり予習をし、立派に研修を修了して見事に試験をパスされた方は、各自所属されている病院や病棟へ戻られて院内研修を計画しなければなりません。研修を受けた方ならよくご承知のように「看護必要度」の評価項目をマスターするためにはかなりの努力が必要です。この評価方法をいかに効率的に同僚や部下、後輩に伝えるか? きっと苦労されるはずです。そのときあなたをサポートするのが本書なのです。なぜ本書が適切なのでしょう? それは、厚生労働省の通知が示す評価のポイントを、一目で全体がイメージできるようフローチャートでわかりやすく解説しているからです。実際に行ったケアが「実施した」と評価されるのか、「実施していない」と評価されるのか、明快に整理してくれているのです。研修プランを立てたら、研修参加者に本書の購入と予習を指示すればよいのです。
次に、「評価者院内指導者研修」は受けたけれど、よく理解できていない、あるいは頭の整理が不十分だと思われている方へ。この方々へオススメしたいことは、ただ1つ、“本書で復習すること”。通知だけでは頭脳へのインプットはかなり気合いのいることですが、本書なら評価項目をフローチャートでイメージできるので、すっきりとインプットできます。
最後に、臨床で実際に評価をしてみて戸惑っている方へのオススメ点。本書は全37項目を1項目1ページで解説していますから、とてもコンパクトで便利です。携行して随時確認していると、いつの間にやら評価の仕方がばっちりとマスターできてしまいます。
ぜひ、活用してみてはいかがでしょうか?
-「看護」2014年10月号「SPECIAL BOOK GUIDE」より –