看護職の需要が増大する今、看護管理者は何をすべきか?
基本指針を踏まえて徹底解説!
看護界における最新・最重要のデータと情報を集約して発信する『看護白書』。令和6年版では、2023年に初改定が実現した「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」を大特集。そのポイントや看護管理への活かし方がわかる1冊となっています。
2023年10月、「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」(以下、基本指針)が告示されました。1992年に制定された「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づき、同年に制定された基本指針が、看護を取り巻く環境の変化を踏まえて初めて改定された画期的な出来事でした。
基本指針には、国民に良質な医療・看護を提供するために、看護職の勤務環境や処遇の改善、看護業務の効率化、資質向上の支援などが重要な取り組みとして掲げられています。看護管理者にとっては、どれも押さえておくべき内容ですが、基本指針に示されていることを具体的にどう活用すればよいのか、疑問に感じる方は少なくないかもしれません。
そこで本書では、基本指針の具体的な活用の仕方について徹底解説。看護管理者をはじめ、病院経営者や教育者、訪問看護師など、さまざまな立場の識者が各現場での活かし方について考察しています。また、日本看護協会やナースセンターにおける看護職確保に関連する事業、多様な勤務形態やキャリア形成支援といった確保・定着対策に注力する病院の先進事例も収録しました。
基本指針の改定が実現した今は、看護職が働き続けられる環境を整備していくチャンスです。ぜひ本書を手引きとして、これからの取り組みにお役立てください。
新刊情報
令和6年版 看護白書
「看護師等確保基本指針」を現場に活かす
公益社団法人日本看護協会 編
●B5判 224ページ
●定価
4,180円
(本体3,800円+税10%)
ISBN978-4-8180-2778-7
発行 日本看護協会出版会
(TEL:0436-23-3271)
Contents
1章 基本指針の意義と改定のポイント
2章 基本指針を現場にどう活かすか
3章 ナースセンターにおける地域に必要な看護職確保の取り組み
4章 病院における看護職員確保の取り組み
関連資料 基本指針全文
資料編(看護職の年次データ、看護政策関連の動向、日本看護協会の主な取り組み)