〈第1特集〉
立ち上げよう!訪問看護ステーション
訪問看護ステーションが地域にもっと増えて、在宅療養者を支えていかなければ、その家族も疲弊してしまいます。しかし、訪問看護ステーションは全国に5700カ所程度と伸び悩んでいます。
ただ、休止するステーションがある一方で、新たに開業するステーションもあり、看護職自身が経営者となって“自分の望む看護”を展開しようと頑張っているステーションも増えてきています。「わずか50万円の所持金で開業できました!」という所長さんもいます。
第1特集では、看護職が自ら、あるいは所属組織に働きかけて、実際に看護職が立ち上げた2カ所のステーションの「レポート」と、立ち上げ当時を振り返っていただいた9つのステーションからの「報告」で“訪問看護ステーション立ち上げの秘訣”が満載です。
地域の高齢者を支えるためにも、訪問看護ステーションを立ち上げてみませんか? 本特集を読んで、その第一歩を踏み出してください。
〈第2特集〉
訪問看護からの発信で“連携”強化!
――訪問看護ステーション連絡協議会の取り組み
全国各地には訪問看護ステーションの連絡協議会等が設置されており、それぞれ積極的に活動しています。連絡協議会の中には、行政や他機関との連携など、1つのステーションでは難しい取り組みも連絡協議会として働きかけることで、可能にしているケースがあります。例えば、訪問看護支援事業で行政・職能団体と連携したり、独自事業で病院の看護師などに訪問看護を発信する取り組みなどです。
本特集では、潜在看護師や病院看護師に訪問看護を発信するセミナーや交流会などを実施する「横浜市訪問看護連絡協議会」、訪問看護支援事業に全面協力して病院や医師会・薬剤師会などとの連携を強化した「大阪府訪問看護ステーション協議会」、病院看護師を対象にした“訪問看護ステーション1日体験研修”で、訪問看護のPRと看看連携の促進に努める「東京訪問看護ステーション協議会」の取り組みを紹介します。
訪問看護ステーション同士の連携が地域を“元気”にします。その実践は見逃せません!
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