平成30年度の診療報酬・介護報酬“ダブル改定”に向けて、影響・課題の確認や今後の対応の検討、準備などをお進めのことと思います。そうした備えに大いに役立つのが『診療報酬・介護報酬のしくみと考え方第3版』(福井トシ子・齋藤訓子編:平成28年度診療報酬・同27年度介護報酬改定の内容と制度の最新動向を反映した改訂版)です。
■「今までで一番わかりやすい」入門書
地域包括ケアの実現に向けて、看護管理者が押さえておきたい「診療報酬」「介護報酬」の知識を、両者を対比させながら“基本の基本”からわかりやすくていねいに解説した初学者向け入門書です。「そもそも、なぜ報酬のことを学ぶ必要があるのか?」「診療報酬・介護報酬とはなにか?」「なぜ、今、退院支援がより重要になっているのか?」「在宅とは具体的にどこを指すのか?」などのレベルから無理なくわかるよう、構成・編集しています。読者から「読みやすい!」「今までで一番わかりやすい!」「今さら聞けないことも、一から説明されている!」などの好評が寄せられています。
■“意図”がわかればマネジメントが見えてくる
改定のたびに一喜一憂しないためには、改定の“意図”を知ることが重要です。意図がわかるとマネジメントの姿が見えてきます。本書ではヘルスケアシステムや国の施策の概要とその考え方、意図、方向性などを、日々のマネジメントに関連づけながらできるだけわかりやすく解説しました。厚生労働省の解説資料や通知類(各種点数表含む)を読み解く前提ともなる内容です。改訂版刊行にあたり「退院支援・地域連携」関連のおもな報酬項目の新設・改廃の比較一覧表(p.69中面見本ご参照)なども新たに加え、充実をはかりました。準備性の高いマネジメントにお役立てください。
-「看護」2017年1月号「SPECIAL BOOK GUIDE」より –
診療報酬・介護報酬のしくみと考え方 第3版