『新版 保健師業務要覧 第3版』刊行!真に実践の場で役立つ業務要覧として生まれ変わりました!

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 新版 保健師業務要覧 第3版

 

 1948年の初版刊行以来、地域の保健師の手引書として、また基礎教育のテキストとして愛用されてきた『保健師業務要覧』の改訂第3版。今回の改訂では、保健師業務を行う際に基盤となる実践能力と今日的な課題を整理するとともに、PDCAサイクルを意識した豊富な事例で保健師活動の実際がわかる構成となっています。

 

■保健師とは何をする者なのか

 

2011年に日本看護協会が行った「保健師の活動基盤に関する基礎調査」では、保健師が取り組む健康課題の累積と活動領域の拡大が明らかであり、その一方で分散配置の実態や研修機会の不足、統括的な立ち場の保健師の不在など、さまざまな課題が示されています。また、超高齢社会を目前に控え、地域では「保健師とは何をする者なのか」、そして「保健師活動とはどのようなことなのか」をあらためてとらえ直す必要に迫られています。

 

こうした中、『保健師業務要覧』が本来の意義に立ち返り、真に現場の保健師活動の助けになることが必要だとして、このたびの大改訂に至りました。具体的には、「母子保健」「小児保健」のようないわゆる単元ごとの構成から、保健師業務そのものを基盤とした構成へと改めました。

 

また、行政分野だけでなく、産業保健や学校保健分野に関する内容充実も意識し、活動場所にかかわらず、保健師誰もが日々の活動の原点として立ち返れる指針となることをめざしています。

 

■PDCAサイクルがみえる事例

 

本改訂のもう1つの目玉は、実践活動をもとにまとめられた13の事例です。対象は個人・組織・地域全体とさまざまですが、いずれにおいても「地域(対象)の把握、健康ニーズの把握、保健師としての対策・支援を展開するための具体的な企画、対象の意見の反映、評価、次の実践につなぐ」 という一連のPDCAサイクルを意識した展開となっています。各事例について編集委員がポイントを整理し、それぞれのテーマにおける保健師活動の理解を助ける構成としました。

 

まさに保健師業務の拠りどころとなる決定版です。ぜひ幅広くご活用ください。

 

-「看護」2013年4月号「SPECIAL BOOK GUIDE」より –

 

 

新版 保健師業務要覧 第3版