●監修 福井 トシ子
国際医療福祉大学大学院副大学院長/教授
●企画協力
鳥海 和輝
『Gem Med』編集主幹
小野田 舞
一般社団法人看護系学会等社会保険連合 事務局長
診療報酬等に関連する用語の理解や管理指標の持つ意味、病院機能ごとの経営の考え方について解説するとともに、事例を通じて、看護管理者が病院経営に貢献するためのヒントを探ります。
vol.23 実践編⑰〈最終回〉
看護師から看護補助者へのタスク・シフト
処遇改善・スキルアップで補助者の確保・定着を
鳥海 和輝
とりうみ・かずき◉大学卒業後、社会保障系出版社に勤務。医療保
険専門誌、介護保険専門誌の記者やデスク等を経て現職。現在、
ニュースサイト『Gem Med』にて、医療政策・行政情報を発信し
ている。
病院経営の根本は「人」です。人がいなければ、経営を考えることすらできません。一方、少子化が進む状況下で人材確保はますます難しさを増しています。そのような中、今号では、「看護師から看護補助者へのタスク・シフト」に焦点を当てて、どのような対策が可能なのか見ていきたいと思います。
人材確保難に直面する医療現場
タスク・シフトの重要性
高齢化により複雑な医療・介護ニーズを抱える高齢患者が増加しており、看護師に求められる役割も増加・複雑化していっています。人材確保と育成が急務である一方で、厚生労働省の調べによると、2021 年度をピークに看護師学校養成所の卒業者数は減少しており、また、3年課程の看護師学校養成所の入学者数は2019年度をピークに減少傾向にあります。厚労省は2023年に「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」を約30年ぶりに初めて見直し、看護師の新規養成・復職支援・定着促進を強力にはかる考えを明確にしましたが、医療分野以外でも人手が不足している状況にあり、看護師をたやすく確保できる状況にはなさそうです。
こうした中、看護師は「看護師免許を持つ人でなければ実施できない業務」に特化し、「そうでない業務」は多職種に移管(タスク・シフト)していくことが求められます。看護師からの業務の移管先としては、看護補助者が第一に考えられます。
→続きは本誌で(看護2026年2月号)








