今月はこの2冊です。 いずれも見開き2頁で1つの技をわかりやすく会得できる看護系実用書です。
※これまでの「編集部オススメBOOKs」はコチラ
『臨床ナースから看護研究者まで
研究発表のプレゼン
もっとよくなります』
著者:前田樹海
●A5/128ページ
●定価(本体2000円+税)
2016年発行
ISBN 978-4-8180-1990-4
プレゼン。学会発表。ちょっと憂鬱ですね。緊張しますよね。プレゼンはできればやりたくないなとか、学会発表に失敗は許されないと思っている人は多いと思います。しかし、考え方を変えてみれば、がぜん面白くなるはずです。なぜなら、プレゼンはコミュニケーションだからです。看護ケアにとってコミュニケーションは必須の行為というのは誰もが認めるところです。もちろん、ちょっと面倒であったり、気の進まないコミュニケーションであったりするかもしれません。それでも、コミュニケーション自体が目的になることはないはずです。プレゼンや学会発表は、実は何かを伝えるための手段に過ぎません。伝えた後に、意見交換をしたり、議論が深まったり、新しいアイデアが生まれたりすることがとても重要だというのが本書の趣旨です。そして、そのためには、誤解されないように伝えることが大事という視点で論を展開しています。本書にはプレゼンや学会発表に役立つエッセンスが満載です。ぜひあなたのプレゼンに役立ててください。
著者:前田樹海
●A5/128ページ
●定価(本体1500円+税)
2015年発行
ISBN 978-4-8180-1866-2
スマホを、電話やLINE、ネットサーフィンで使うだけではもったいないなと思ったことはありませんか? インターネット上のさまざまなサービス(クラウドなどのデータ管理システムなど)を利用して、看護の現場をもっと快適にできないだろうか、という発想から本書は生まれました。本書では、看護職が現場のお役立ちツールとしてスマホやクラウドサービスを使いこなすための方法論について、スマホの画面を逐一明示しながら一目瞭然で解説しています。基礎知識として、そもそものスマホの使い方やサービスの使い方のようなノウハウも盛り込んでいますが、最も強調したいのは、スマホやクラウドで仕事に役立つことが実現できる、ということを看護職の方々に再認識してもらうことです。病院にすでにある機器やツールを使うことだけでもいのですが、スマホとクラウドは自分たちの使いやすいものを自分たちの手でつくる自由と便利さがあります。本書を通じて、あなたが単なるスマホユーザから変わる契機となるかもしれません。