東日本大震災からもうすぐ5年。あれほどの被害があったにもかかわらず、年月は確実に私たちの記憶を薄めていきます。
原発事故の影響が大きかった福島県楢葉町では、町に戻った住民はいまだ約5%だそうです。一方、川内原発、高浜原発の再稼働が話題になったのは、記憶に新しいですね。
あれから5年経った今、改めて災害看護について、考えてみてはいかがでしょうか。
今月のオススメ書籍では、弊社の災害関連本を選りすぐって、ご紹介いたします。
東日本大震災からもうすぐ5年。あれほどの被害があったにもかかわらず、年月は確実に私たちの記憶を薄めていきます。
原発事故の影響が大きかった福島県楢葉町では、町に戻った住民はいまだ約5%だそうです。一方、川内原発、高浜原発の再稼働が話題になったのは、記憶に新しいですね。
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福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。
利用者本位とは 〜本人と家族の意向をどうすり合わせるか
文:鳥海房枝
特別養護老人ホームへの入所が老人福祉法に基づく措置制度だった時代に、私が役所でその担当部署に所属していた際のエピソードを紹介します。母親が特養に入所している男性が窓口にやって来ました。この特養は「家族会」を年4回、平日に開催していました。男性は家族会に参加するために会社を休み、そのついでに役所に立ち寄ったとのことです。そして「本当は身内がすべき尻の世話までしてもらっているのだから、会社を休んででも出席しないと施設長や職員に申し訳ない」と言うのです。これは“入居者は人質”を連想させる言葉であり、「お世話になります」の気持ちを施設側に伝えるために家族会にも“アリバイ参加”している様子が見てとれました。
本連載では、聖路加国際大学学長の井部俊子さんと、訪問看護パリアン看護部長の川越博美さんが、往復書簡をとおして病院看護と訪問看護のよりよい未来を描きます。さあ、どんな未来が見えてくるのでしょう。
井部俊子さんから川越博美さんへの手紙
訪問看護師のキャリアをどう考えるべきでしょうか
文:井部俊子
20年以上たってもあなたのトラウマとなっている病棟婦長(当時)の「よそ者が病院に入ってきて退院指導をするとは」という言動に(少しだけ)心を痛めています。時はたち、現代は地域包括ケアの時代ですから、このような“暴言”を吐く看護管理者はボクメツされたと思います。
今回は訪問看護師のキャリアパスについて考えてみたいと思います。あなたは、「新卒の看護師が訪問看護をするのは、今の教育システムでは乗り気ではありません」と書いています。「でも病院で経験を積んだら、若いうちに地域に出てほしい」とも書いています。
なぜ新卒看護師が訪問看護をするのは乗り気でないのか、今の教育システムをどのように変えると乗り気になるのか、“若いうち”に地域に出るとはどのようなことなのかなど、詳しくお聞きしたいのですが、ともかく、2014年6月に行われた「訪問看護事業所アンケート調査」をみてみましょう。
マネジメントにおいては「事実」を知ることが重要です。「数値化した事実」としての統計データとその読み方を知ることは、マネジメントのベースです。本書は看護と看護に関連する領域の指標およそ200を収載、難しく思われがちなデータを〈見やすいグラフ〉と〈簡潔なコメント〉でわかりやすく解説し、地域包括ケア時代のニーズを読むヒントを示しました。
人を指導・サポートするには「人の成長を支える」ための基本知識とスキルが必要です。ただ、知識があっても日々の指導場面で実際にそれらを活かすのは難しいもの。本書は、新人育成にかかわる方が最低限知っておきたい基本知識をコンパクトに網羅、実際の指導場面での活かし方・スキルの高め方のヒントを、事例を用いて具体的に解説、提案しました。