【Book Selection】新刊書籍のご紹介
NFocus 急性期病院における認知症ケアへの挑戦
急性期病院における認知症ケアへの挑戦
島橋 誠 ● しまはし まこと
前 社会医療法人大雄会 総合大雄会病院
総合看護管理室/認知症看護認定看護師
[略歴]
病院勤務を経て、日本看護協会看護研修学校にて認知症看護認定看護師を育成。厚生労働省の認知症関連の研修やガイドラインの作成委員を務める。看護系大学での老年看護学講座講師を経て臨床現場に復帰。組織横断的に実践・指導・相談の役割を担う。認知症看護認定看護師、看護学博士。
急性期病院における認知症ケアには、①せん妄のハイリスク状態である、②疼痛管理に難渋する、③退院調整に時間を要し入院期間が長期化する、④不適切な早期退院が増加し結果として再入院を招く、などの課題があります。入院から在宅まで、「治し・支える医療」を提供するため、認知症患者の管理に不慣れと言われる急性期病院であっても、これからは認知症患者とその家族の支援に、より注力する必要があります。本稿では、これらの課題に対応するための社会医療法人大雄会総合大雄会病院(以下:当院)の取り組みを紹介します。
NFocus スタッフナースの意見を組織運営に取り入れる
スタッフナースの意見を組織運営に取り入れる
「ナースの代表者会議」の10年のあゆみ
鈴木 千晴 ● すずき ちはる
聖路加国際病院副院長・看護部長
[略歴]
聖路加看護大学(当時)看護学部看護学科卒業、同大学大学院看護学研究科修士課程修了。2007年聖路加国際病院ICU/CCUナースマネジャー、2011年同院心血管センター/ICCU/IMCUナースマネジャー、2017年同院副看護部長を経て、2019年4月より現職。
聖路加国際病院看護部は、マグネット認証の取得に向けて活動を開始したことをきっかけに「ナースの代表者会議」を発足。その活動の経緯と成果を報告します。
看護職に選ばれる病院・施設
各都道府県ナースセンターが病院や施設向けに実施している定着・促進事業の中で得られた「看護職に選ばれる病院・施設」になるためのポイントや、具体例を紹介します!
vol.15 沖縄県ナースセンターからの提案!
人材確保に必要な5つのステップと
ターゲットに合わせた戦略
兼城 綾子
沖縄県看護協会 沖縄県ナースセンター
ナースセンター長/常任理事
本稿では、人材確保に必要な取り組みを5つのステップに分けて紹介。さらに沖縄県内において看護職に選ばれている2つの施設の看護管理者から、その戦略を聞きました。
沖縄県ナースセンター(以下:当センター)では、「相手の目線に立った支援を!」を合言葉に、就労促進に向けて取り組んでいます。また、就業マッチングの成立には、「eナースセンター登録求人施設を増やすこと」が先決と考え、看護管理者や求人担当者への周知に力を入れています。
看護職を求めている施設に対しては、聞き取りを行いながら、求人票作成等の支援をしますが、「求人計画が漠然としている」と感じることが多々あります。求める人材を確保するには、ターゲットを絞り、それに合わせた求人戦略を立てることが必要です。そこで、看護管理者の皆さまに向けて、人材確保に必要な5つのステップをご紹介します。