だから面白い訪問看護管理

西宮市訪問看護センター(兵庫県西宮市)は3カ所のサテライト事業を展開するステーション。山﨑和代さんに、管理者としての日々の思い・考えを語っていただきます。

 

 

❶〈筆者が変わりました!〉

はじめまして!

 

山﨑 和代

社会福祉法人西宮市社会福祉事業団

訪問看護課 課長/訪問看護センター 管理者

認定看護管理者

 

 

当センターの概要

 

当センターは1992年に全国で最初に開設した訪問看護ステーションの1つで、「住み慣れた場所で最期まで過ごせる地域づくり」という理念を掲げて訪問看護を提供しています。開設した年は年間135人の利用者に2028件のサービス提供のみでしたが、2019年には1138人に4万829件訪問するようになりました。利用者は末期がん、神経難病、循環器疾患、精神疾患を持つ人が多く、スタッフは22〜72歳まで総勢77人、平均年齢は40代です。

 

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住民の“生きる”に伴走 進化を続ける地域ケアシステム「幸手モデル」

地域包括ケアシステムの先進事例として、全国から注目されている「幸手モデル」。地域住民とともにこのモデルをつくった筆者の医師としての歩みを振り返り、幸手モデルの本質に迫ります。

 

❶〈新連載〉

消せない失敗と

解決できない問題

 

中野 智紀

北葛北部医師会在宅医療連携拠点菜のはな 室長

東埼玉総合病院地域糖尿病センター センター長

 

 

 

ある白血病患者との苦しい記憶

 

ある日、急性リンパ性白血病を発症した40代の男性(以下:Aさん)が入院してきて、私が担当することとなりました。当時、一般的に急性リンパ性白血病の治療は難しく、その病名を聞いただけで研修医だった私は尻込みをしました。専門医ではなかった私は、血液専門医の指導を受けながら治療を始めることとなったのです。

 

白血病の治癒のためには、完全に白血病細胞を根絶させること(Total cell kill)が必須とされています。強力な抗がん剤を複数組み合わせて用いるため、必ず骨髄抑制が起こります。骨髄内の白血病細胞に対して抗がん剤を用いて破壊し、白血病細胞より早く回復してくる正常細胞が立ち上がってきたら、ただちに次の化学療法を開始します。これらを繰り返すことで、骨髄内の白血病細胞を段階的に減らして寛解をめざしていくのが白血病における化学療法の基本的な考え方です。したがって、化学療法のクール終了後の感染症をはじめとする合併症の管理は極めて重要です。なぜなら、化学療法後に合併症が発症すると次の治療が遅れ、せっかく破壊した白血病細胞が再び増え始めてしまうからです。

 

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SPECIAL BOOK GUIDE 初学の主任・師長、看護師の教材にピッタリ! 『令和2年度改定対応 診療報酬・介護報酬のしくみと考え方 第5版』 “基本の基本”から学べるわかりやすい入門書!

「今までで一番わかりやすい!」「読みやすい!」「むずかしくない!」「苦手意識なく読める!」「指導に使える!」「よくわからなかったことがわかった!」と、初版刊行(2013年)以来好評が寄せられている本書。改訂の都度充実を図り、このたび「第5版」を刊行しました。本書の特徴と今版の主な更新ポイントを紹介しましょう。

 

■「報酬は苦手…」という方にもピッタリ!!

診療報酬や介護報酬には、苦手意識をもつ方も多いといわれます。本書は「そのような方にも無理なく読んでもらえるよう、企画・構成・編集されています。「そもそも診療報酬とは何か?」「なぜ、報酬のことを学ぶ必要があるのか?」などの基本から、「毎日のケアやマネジメントに報酬がどう関係しているのか?」「国の施策が何を意図し、その中で個々のケアや体制がどう位置づけられ、評価されているのか?」などまでが、体系的かつシンプルに整理され、とてもわかりやすく解説されています。

 

◉第5版のおもな更新ポイント

◉「新型コロナウイルス感染症への対応」を新たに解説!

◉「根拠としての記録」「働き方改革」「外来看護の重要性と

  評価」「周産期の診療報酬」関連の解説が、いっそう充実!

◉「第2章」を全面リニューアル! 人生100年時代、

  2040年をみすえて「社会保障・税一体改革」から

   「全世代型社会保障」へと舵を切った施策をふまえ、

    報酬改定の意図・方向性をよりコンパクトに解説!

◉「地域共生社会」を念頭においた介護・福祉の視点を
    加味して解説!

 

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SPECIAL BOOK GUIDE Nusing Todayブックレット 10・11月刊行の3冊

「Nusing Todayブックレット」は、看護やケアをめぐり社会で何が起きつつあるのかに注目し、編集部員のさまざまな問題意識(=テーマ)を簡潔かつ幅広く発信していく新しい媒体です。2019年6月の第1弾『患者の「賢い選択」を支える看護』から始まり、2020年11月までに8冊を刊行しました。今月は、10・11月に刊行した3冊の内容をご紹介します。

 

 

これまでのシリーズラインナップ

 

患者の賢い選択を支える看護 —Choosing Wisely

無痛分娩と日本人 —Painless Childbirth

子どもを虐待から護る —Child Abuse & Neglect

「聞こえにくい」をほっとかない —Check your hearing!

一般教養としての「看護学概論」 —Introduction to Nursing

 

 

 

  06「生きるを支える」リハビリテーション

── Total Restoration of Human Rights

 

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上田敏 語る/三井さよ 訊く

●A5判 64ページ

●定価(900円+税)

ISBN 978-4-8180-2281-2

 

全人間的復権をめざして。

日本のリハビリテーション医学の第一人者である上田敏氏。その思想の形成過程と内実について、障害者支援に関わる三井さよ氏(法政大学社会学部教授)が鋭く迫ったロングインタビュー。生活モデル化・地域包括ケア化が進む現代社会において、医療に「生活」と「人間」の豊かな像を持ち込んだ上田氏の思想を振り返ることは、リハビリテーションを担う全ての人が今後の専門職としての課題を見定める上で大きな意義があります。

 

内容 

全人間的復権としてのリハビリテーション

ICIDHからICFへ

インフォームド・コンセントから

インフォームド・コオペレーションへ

障害の受容

リハビリテーション医学の評価

 

 

 

 

 

07多職種でコロナの危機と向き合う

── COVID–19 Pandemic

 

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梶原絢子 編

●A5判 64ページ

●定価(900円+税)

ISBN 978-4-8180-2283-6

 

自治医科大学附属さいたま医療センターからの現場報告。

新型コロナウイルス感染症がもたらした歴史的な災禍の中、行政と地域・他の機関と連携しつつ重症度別の対応が求められる病院では、国の政策と患者の動向を注意深く捉え、フェーズを見極めなければなりません。こうした危機に際し最も重要なのは、普段からの医療・看護の基盤として、多職種・多部門が連携し知恵を出し合うこと、そして各々の医療従事者の情報リテラシーやレジリエンスの力です。本書ではこれらの実例を、自治医科大学附属さいたま医療センターでの現場報告で示します。

 

内容 

診断と治療および管理  感染管理

看護ケア  理学療法

倫理的課題  看護管理  看護教育と看護のあり方

 

 

 

 

 

透析治療と意思決定

── Dialysis Treatment

 

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Nursing Todayブックレット編集部 編

●A5判 56ページ

●定価(900円+税)

ISBN 978-4-8180-2287-4

 

本人にとっての最善を考える。

血液透析の中止を選んで亡くなった一人の患者の報道から、透析治療とその選択について、医療者側と患者側の認識に大きな隔たりがあることが明らかになりました。本書では、長きにわたり透析医療に関わってきた医師と看護師の立場から、透析治療の選択における基本的な考え方を示すとともに、患者との関わりの中で医療者が抱くそれぞれの思いも語っていただきました。また、透析治療の現場における調査と実践から、患者にとっての最善をどう支えるかを考察します。

 

内容 

透析の「見合わせ」をめぐる患者と医療者の「隔たり」

認知症高齢者における血液透析の「開始」と「見合わせ」

医師として考える透析の「見合わせ」

がん末期での透析治療の選択〜緩和ケアチームのかかわり

看護師が大切にする透析患者へのかかわり

 

【Book Selection】今月のテーマ: 今あらためて知識を深めたい認知症ケア

当社おすすめ書籍を、新刊・既刊・古典織り交ぜてご紹介!!

 

現場で認知症患者に接することが多い人だけでなく、

皆さんにオススメの書籍です。

 

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