地域ケアの今(33)

福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。

 

 

身体拘束等の

適正化の推進を考える

文:鳥海房枝

 

今年度の介護報酬改定では「身体拘束」が取り上げられ、身体拘束廃止未実施減算が5単位/日から介護報酬の10%/日へと大きく変わりました。この見直しに伴う基準として、①身体的拘束等の適正化のための対策を検討する委員会を3カ月に1回以上開催し、その結果について、介護職員その他従業者に周知徹底をはかること、②身体的拘束等の適正化のための指針を整備すること、③介護職員その他の従業者に対し、身体的拘束等の適正化のための研修を定期的に実施することも追加されています。また、この適用範囲に居住系サービスを含めるなど対象事業所も拡大されました。

 

減算額はこれまでの5単位/日だと1日50円、1カ月1500円でしたが、介護報酬の10%となると金額は桁違いになります。そのため、多くの事業所は委員会の立ち上げや指針づくり、身体拘束の研修計画の立案など、あらためて取り組みの強化をはかっているようです。この動きを否定はしませんが、「身体拘束廃止」の本来の目的を考えてみたいと思います。

 

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SPECIAL WEBSITE GUIDE Web サイト「教養と看護」 特集「ナイチンゲールの越境」を公開中!

 

フローレンス・ナイチンゲールが看護師に求めたものは、社会的に自立した精神と職業への使命感を幅広い次元で実践できる豊かな知識・思考力・行動力でした。幼少より幅広い教養に触れたナイチンゲール。彼女が生きた時代と現代の論点を交差させながら、さまざまな分野の話題を紹介します。

 

「教養と看護」URL http://jnapcdc.com/LA

 

 

情報


 

連載 「続・こうもりの翼とバラの花」

(丸山 健夫)

ナイチンゲールが英国陸軍の衛生問題を改善させるために作成した報告書は、詳細な統計データとわかりやすいグラフなどを駆使した説得力ある文書作成の工夫が施されています。一体それはどのようにして書かれたのか、現存する実物の報告書を紐解きます。http://jnapcdc.com/LA/maruyama_zk/

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【編集部オススメBOOKs】vol.29 制度・政策・研究から 看護の未来がみえる!

 

 

春といえば学会シーズンです。今年も6月に開催される日本看護協会通常総会・全国職能別交流集会に参加予定の方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、通常総会を間近に控える日本看護協会編の本をピックアップ。日本看護協会の取り組みや看護界の動向に興味がある方、実践に役立つ指針や法令を知りたい方、学会発表を考えている方などに、広く読んでいただきたい4冊です。

 

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【編集部オススメBOOKs】vol.28 春! 新人ナースにオススメの本

 

 

4月になり、みなさまの職場にもフレッシュな顔ぶれが加わったことでしょう。今月は、そんな新人ナースに最適な4冊をセレクトしました! とはいえ、新人さんたちは毎日の勤務に精一杯で、本を探す余裕がないかもしれません。先輩ナースのアドバイスを添えて、ぜひ、これらの書籍をご紹介ください!

 

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SPECIAL BOOK GUIDE 対人援助職におすすめのストレスマネジメント本 『3つの習慣で私が変わる』が刊行!

精神科医・心理療法家・僧侶というユニークなメンバーによって上梓された本書。きっかけは、「ナースのバーンナウト予防」をテーマにしたワークショップでした。これまでナースに必要とされてきた態度や姿勢が、共感疲労やバーンナウトを引き起こすと考えた著者らが、本書で新たなアプローチ法を提唱しています。


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