看護界にシミュレーション教育が導入されるようになって10年余り。これまでは卒後の継続教育での活用が多かったのが、最近では学生を対象とした展開も期待されるようになってきました。本書は、看護基礎教育にシミュレーション教育を導入する際の基本的な考え方を踏まえ、各教育機関で、「いつ」「何を」「どうやって」組み込んでいけばよいかをガイドします。
看護界にシミュレーション教育が導入されるようになって10年余り。これまでは卒後の継続教育での活用が多かったのが、最近では学生を対象とした展開も期待されるようになってきました。本書は、看護基礎教育にシミュレーション教育を導入する際の基本的な考え方を踏まえ、各教育機関で、「いつ」「何を」「どうやって」組み込んでいけばよいかをガイドします。

訪問看護師や特別養護老人ホームの看護職など「在宅・施設」領域で頑張っているナースのための月刊誌が『コミュニティケア』です。その『コミュニティケア』で人気のあった臨時増刊号や連載記事をまとめて書籍にしたのが「C.C.MOOK(Community Care MOOK)シリーズ」。今月は「在宅・施設の看護」の知識を学ぶのにもってこいの4冊をご紹介します。

阿部 幸恵さん
東京医科大学医学部看護学科/
大学病院シミュレーションセンター 教授
防衛医科大学高等看護学院卒業。循環器、救命救急、高齢者施設、保育園で臨床を経験。1997年からの9年間は大学および大学院に在籍し、小学校教員免許、児童学博士を取得。2006年以降、全医療者・医療系学生対象のシミュレーション教育に携わる。2011年琉球大学医学部附属病院地域医療教育開発講座准教授、2012年同講座教授およびおきなわクリニカルシミュレーションセンター副センター長、2014年東京医科大学病院シミュレーションセンターセンター長を経て、2017年より現職。
これからの臨床には“自分の頭で考え実践できる”看護師が必要との思いから、『新人・学生の思考力を伸ばす指導』を上梓した阿部幸恵さんに、教育/指導に関する現状の課題や、看護師の思考・行為を言語化する重要性についてうかがいました。