ナーシング・トゥデイ6月号特集「誌上コンサルテーションシリーズ② 実践! エンド・オブ・ライフケア

NT2803-表紙下6月号の特集テーマは「実践! エンド・オブ・ライフケア」です。

多様な医療現場でのさまざまな疾患の終末期医療のあり方について、「エンド・オブ・ライフケア」という新しい考え方が生まれつつあります。「緩和ケア」や「ターミナルケア」を包括しながら、患者の終末期だけではなく長い人生を最期までどう支えるかという視点を持つこの考え方、また考え方の中核となる「アドバンス・ケア・プランニング(意思決定支援計画)」について解説し、看護の視点でどのようにエンド・オブ・ライフケアを実践したらよいのかをご紹介します。「誌上コンサルテーション」では、困難事例6題について解決策を模索します。

 

 

 

監修:長江弘子

千葉大学大学院看護学研究科エンド・オブ・ライフケア看護学特任教授

 

 

患者・家族の生活文化に即したエンド・オブ・ライフケア

長江弘子

(千葉大学大学院看護学研究科エンド・オブ・ライフケア看護学特任教授)

 

日本のエンド・オブ・ライフケアの現状と課題

増島麻里子

(千葉大学大学院看護学研究科成人看護学准教授)

 

看護実践

看護実践に生かすエンド・オブ・ライフケア

その構成要素と課題

長江弘子

(千葉大学大学院看護学研究科エンド・オブ・ライフケア看護学特任教授)

 

看護実践

エンド・オブ・ライフケア看護実践のポイント

――「病状説明と治療の選択」「家族支援」「療養の場の意思決定」を例に

櫻井智穂子

(千葉大学大学院看護学研究科エンド・オブ・ライフケア看護学特任講師)

 

 

実践に重要な考え方―アドバンス・ケア・プランニング

アドバンス・ケア・プランニングとは?

――患者にとっての最善を考える

谷本真理子

(東京医療保健大学医療保健学部看護学科教授)

 

実践に重要な考え方―アドバンス・ケア・プランニング

スマイルチームによるアドバンス・ケア・プランニングの実践

横江由理子

(国立長寿医療研究センターEnd of Life Careチームリーダー)

 

困難事例の誌上コンサルテーション

 

1 高齢のがん患者へのエンド・オブ・ライフケア 

藤澤陽子(千葉大学医学部附属病院/がん看護専門看護師)

 

2 神経難病(ALS)におけるエンド・オブ・ライフケア 

村岡宏子(東邦大学看護学部教授)

 

3 認知症におけるエンド・オブ・ライフケア 

髙道香織(国立長寿医療研究センター/老人看護専門看護師)

 

4 腎不全におけるエンド・オブ・ライフケア 

田中順也(市立堺病院/慢性疾患看護専門看護師)

 

5 呼吸器疾患におけるエンド・オブ・ライフケア

千葉恵子(亀田総合病院/緩和ケア認定看護師)

 

 

6 小児に対するエンド・オブ・ライフケア 

竹之内直子

(神奈川県立こども医療センター看護局/小児看護専門看護師)

NT2013年6月号連載【看護形態機能学視点のヘルスアセスメント】紹介

NT2013年6月号の連載【看護形態機能学視点のヘルスアセスメント】のテーマは、

 

〈すべての日常生活行動を支える形態と機能〉

恒常性維持のための流通機構③心臓/血圧編

「心臓/血圧編」の看護形態機能学視点のヘルスアセスメントでは、従来のフィジカルアセスメントに以下のような視点が加わります。

072-077

 [執筆]蜂ヶ崎令子(聖路加看護大学博士後期課程)

NT2013年6月号連載【チームづくりのお悩み相談】紹介

NT2803-表紙下NT2013年6月号の【チームづくりのお悩み相談】のお悩みは、

 

「プリセプター会議が、いつも愚痴の言い合いで終わってしまいます」

 

 

問題解決会議は事前準備が重要

 

現場で定期的に開いている会議が「愚痴の言い合いになり、何の解決策も持たない」「報告会に留まり、建設的な問題解決会議にならない」という悩みをよく耳にします。一方で、プリセプターからは「日ごろ抱えていたことを他の人と共有できてスッキリした」「他の人たちも自分と同じような問題を抱えていたことに気づけて一体感を感じた」などと高評価と取れる意見が寄せられます。

 

IT化が進み、現状報告なら事前に済ませることが容易となり、会議の目的は「face to face」でなければ効果が上がらないことに絞り込めるようになりました。

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NT2013年4月号連載【看護形態機能学視点のヘルスアセスメント】紹介

NT2013年4月号の連載【看護形態機能学視点のヘルスアセスメント】のテーマは、

 

〈すべての日常生活行動を支える形態と機能〉

恒常性維持のための流通機構②静脈編

「静脈編」の看護形態機能学視点のヘルスアセスメントでは、従来のフィジカルアセスメントに以下のような視点が加わります。

 

075-081

[執筆]大久保暢子(聖路加看護大学基礎看護学准教授)

 

 

ナーシング・トゥデイ4月号特集「誌上コンサルテーションシリーズ① 急変の“予測と対応”9つのポイント 」

 

NT1304表紙

4月号の特集テーマは「急変の“予測と対応”9つのポイント」です。

急変の予測と対応について、病棟・外来のほか、在宅・災害時などをも想定して、時系列に沿ったケアの9つのポイントをご紹介します。今号から始まる「困った事例の誌上コンサルテーション」も交え、リーダーナースとして知っておきたい病棟内・多職種との連携、急変前後の時間軸をも広く想定したケアの実際をご紹介します。

 

監修:道又元裕(杏林大学医学部付属病院看護部長)

 

総論

ケアとしての急変の予測と対応

藤野智子(聖マリアンナ医科大学病院/急性・重症患者看護専門看護師/集中ケア認定看護師)

予測と対応の実際

 1 必要な物品をそろえる

芝田里花(日本赤十字社和歌山医療センター/救急看護認定看護師)

2 チーム体制をつくる——人員確保と役割分担

芝田里花(日本赤十字社和歌山医療センター/救急看護認定看護師)

 

3 重要な徴候をキャッチして防ぐ——「何か変?」への対応

芝田里花(日本赤十字社和歌山医療センター/救急看護認定看護師)

 

4 報告をする——「I-SBAR-C」を用いたコミュニケーションの取り方

阿部弥生(済生会熊本病院/救急看護認定看護師)

5 蘇生する 後小路隆(九州労災病院/救急看護認定看護師)

6 チームで対応する 杉本尚子(東京都立広尾病院/救急看護認定看護師)

7 患者・家族の精神的サポートをする 笠井有希(広島市立広島市民病院/救急看護認定看護師)

8 リーダーの役割・指導について考える 中村悦子(福岡大学病院/救急看護認定看護師)

9 倫理的問題について考える 加藤弘美(千葉県救急医療センター/救急看護認定看護師)

 

困難事例の誌上コンサルテーション

 

1「外来での急変時のチーム対応」 宮城久仁子(東京慈恵会医科大学附属柏病院/救急看護認定看護師)

2「病棟での急変の早期発見」 吉川英里(飯塚病院/救急看護認定看護師)

3「病棟での急変時の対応」 合原則隆(久留米大学病院/救急看護認定看護師)

4「病棟での急変時のリーダーの役割」伊藤敬介(高知医療センター/救急看護認定看護師)

5「在宅での急変時の意思決定支援」 研井礼子(福岡赤十字病院/救急看護認定看護師)