精神科病院の訪問看護室で働きながら、文筆活動を行う宮子あずささん。最近気になること、疑問に思うことなどを書きつづります

❸似て非なる者こそしゃくに障る
子どものいない人生
ある時期、訪問看護にうかがっていた利用者さんから軽い拒否を受けました。
私が勤める訪問看護室は、利用者ごとに訪問するスタッフを固定していません。いろいろな人と話すのが人間関係のトレーニングになりますし、関係が濃くなって妄想に取り込まれずに済むメリットがあります。
精神科病院の訪問看護室で働きながら、文筆活動を行う宮子あずささん。最近気になること、疑問に思うことなどを書きつづります

❸似て非なる者こそしゃくに障る
子どものいない人生
ある時期、訪問看護にうかがっていた利用者さんから軽い拒否を受けました。
私が勤める訪問看護室は、利用者ごとに訪問するスタッフを固定していません。いろいろな人と話すのが人間関係のトレーニングになりますし、関係が濃くなって妄想に取り込まれずに済むメリットがあります。
医学監修の小玉城氏(左)と共に
呉 小玉さん
Wu Xiaoyu(ウー・シャウユイ)
京都光華女子大学健康科学部看護学科 教授
中国湖南省医薬学院卒業後、桃源県立病院に入職し、看護部長経験後、1998年財団法人日中医学協会による笹川医学奨学金第21期生として来日。1999年兵庫医科大学救急部研修生、2000年大阪府立看護大学修士課程を経て、兵庫県立看護大学博士課程を2005年に修了。その後、園田学園女子大学、北海道名寄市立大学、兵庫県立大学地域ケア開発研究所・看護学研究科を経て、2017年4月から現職。
今日、看護が対象とするのは「病人(患者)」にとどまらず「生活をする人」です。そこで役立つのが「人間と自然の統一と調和」を最終目標とする中国の“天人相応”思想をベースとした「中医看護」の理論。“その人全体”をみるその理論は、病院・施設・在宅、すべてのナースが活用できます。中国で臨床を経験した呉小玉先生だからこそ書けた本書についてうかがいました。
当社おすすめ書籍を、新刊・既刊・古典織り交ぜてご紹介!!
看護や医療をめぐる最新かつ重要な話題をワンテーマで簡潔に発信していく新しい媒体です。
薄くて手にとりやすく、面白いと評判のシリーズです。
特定行為研修を修了した看護師が、広く現場で活躍しています。同研修を修了した認定看護師には大きな期待が寄せられ、すでに多様な場で活躍がみられます。他方、「修了者を十分活用できていない」との管理者の声も聞かれ、マネジメント面での課題が指摘されています。看護管理者には、どのような役割とマネジメントが求められているのでしょうか? これに応える本書の内容の一部をご紹介しましょう。
福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。

「認知症」になることに備えて
文:鳥海房枝
厚生労働省は2018年11月に自らの人生の最終段階を周辺の人々とあらかじめ話し合っておく重要性を普及・啓発する目的で、アドバンス・ケア・プランニング(以下:ACP)の愛称を「人生会議」としました。その1年後の同月にこの言葉と考え方を広めるために、結果的には評判の悪かったポスターも作成しました。
このころには、介護保険での看取り介護加算の算定もあり、特別養護老人ホームなどの高齢者ケア施設では施設内看取りが珍しくなくなりました。さらに現在では終末期ケアに、ACPの考え方は必要不可欠になっています。すなわち「逝く本人の意思に沿った看取り」です。日本は今後、超高齢化社会から多死社会に突入します。ここで社会的に見た「多死社会」は傍らに置き、自らの生き方(逝き方)を周辺の人々と話し合い、意思表明しておく重要性が言われる
ようなった理由を考えてみます。