だから面白い訪問看護管理

西宮市訪問看護センター(兵庫県西宮市)は3カ所のサテライト事業を展開するステーション。山﨑和代さんに、管理者としての日々の思い・考えを語っていただきます。

 

 

リスクマネジメント力を上げよう

 

山﨑 和代

社会福祉法人西宮市社会福祉事業団

訪問看護課 課長/訪問看護センター 管理者

認定看護管理者

 

 

当センターでは、2006年度の1年間、山田滋先生(株式会社安全な介護 代表)とリスクマネジメント研修に取り組みました。最重要ポイントは、エビデンスに基づき予見されるリスクに対応することだとわかり、利用者の初回アセスメントにリスクマネジメント評価の帳票を加え、事故発生時には山田先生考案のワークシートで振り返ることにしました。

 

 

事故を分析=サービスの質を上げる

 

ワークシートでは、①過失の有無[防ぐべき事故だったか?]、②事故発生時の対処[事故対応は適切だったか?]、③原因分析[原因分析をしたか? それは適切だったか?]、④再発防止策検討[再発防止策を検討したか? それは適切だったか?]、⑤事故後の家族への対応[事故状況の説明など家族対応は適切だったか?]の5点を検討します。先日、当センターで起こった屋外歩行時の転倒による歯牙欠損事故について検討しました。本稿では、その中からスタッフに知っておいてほしい①②③のポイントについて紹介します。

 

→続きは本誌で(コミュニティケア2022年9月号)