【編集部オススメBOOKs】vol.44 ナースの“働き方改革”に 役立ちます!

 

いよいよ本格的に始まった「働き方改革」。
皆さんの組織では、どんな取り組みがなされているでしょうか?
今月は、労働環境の向上に直結する「人事・労務管理の知識」に

ついてわかりやすくまとめた2冊と、

働くうえでの「意識改革のヒント」を提示する2冊をご紹介します!

 

※これまでの「編集部オススメBOOKs」はコチラ

 

SPECIAL BOOK GUIDE 書籍シリーズ[認知症plus]続々刊行! [認知症plus]WEBも近々リニューアル!

認知症を持つ人と向き合うことに苦手意識を持っていたり、不安を抱えていたりするけれども、よりよいケアを提供したいと考えている看護・介護職の方にケアのヒントをみつけていただくための新書籍シリーズ[認知症 plus]。第1弾の転倒予防に続いて、第2弾のがん看護、第3弾の回想法は刊行間近。その他のテーマも続々刊行予定です。また、本シリーズ特設サイト[認知症plus]WEBは、内容を充実させ、近々リニューアルする予定です。ご期待ください。

 

書籍シリーズ[認知症plus]の特長

 

●認知症に関連するさまざまな領域から選んだ1テーマを1冊に編集
●最新の知見を基にしたケア技術・実践をわかりやすく紹介

●病院・地域の看護・介護職、管理者など認知症にかかわるすべての方に役立つ

 

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訪問看護ステーションの経営戦略(18)

訪問看護ステーションの管理者が地域のニーズを的確に捉えて健全

な経営を行い、その理念を実現するために行うべきことを、公認会

計士・税理士・看護師の資格を持つ筆者が解説します。

管理者の訪問回数を
ゼロにする売上高とは

渡邉 尚之

 

皆さんは訪問看護ステーション管理者の理想の訪問回数は何回だと考えていますか。管理者なのだから率先してほかのスタッフより多く訪問するべきだと思いますか、それとも請求業務や書類作成業務が多いため、訪問回数を少なくすべきだと考えますか?

 

管理者の理想の訪問回数は0回

今回は訪問看護ステーションの管理者の訪問回数について、経営の観点から考察します。

 

筆者が考える訪問看護ステーションの管理者の理想の訪問回数は0回です。なぜなら、管理者の役割は管理(マネジメント)だからです。

 

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アンガーマネジメント(5)

怒りの感情と上手に付き合う手法“アンガーマネジメント”を看護職が医療・介護現場で生かすための、基礎知識と看護実践への活用のポイントを解説します。

 

怒りの原因と思考のコントロール

 

2019年6月号の本連載で、私たちには自分がこうしたい・こうありたい、他者にこうしてほしい・こうあってほしいという期待や欲求があり、感情はこれに伴って生まれると説明しました。

では、怒りはどのように生まれ、私たちはこの感情を抱くとき、何に対して怒りを感じるのか、またその理由はなんでしょうか。

次の例で考えてみましょう。

 

〈事例〉在宅療養を希望する入院患者Aさんについて、病院で合同カンファレンスを開催することになった。ケアマネジャーのあなたは、病院の退院支援担当者と連携して日程や出席者を調整したが、開催予定日の数日前に、キーパーソンであるAさんの長男から都合がつかなくなったと連絡があった。

 

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SPECIAL BOOK GUIDE 日本老年学的評価研究(JAGES)+全国の市町村職員・住民の、ノウハウと知見を凝縮! 『住民主体の楽しい「通いの場」づくり ―「地域づくりによる介護予防」進め方ガイド』刊行!

「地域づくりによる介護予防」の進め方の手順を、豊富な実践・研究成果を基に、具体的に解説。準備から評価・分析までの各段階で、「何を、どうすればよいのか」が、これを読めばわかります!

 

 

■「地域づくりによる介護予防」とは

 

2015年度の介護保険法改正に伴い、介護予防の進め方は、方向転換をしました。

従来行われていたのは、基本チェックリストなどを使い、要介護状態に陥るおそれのある高齢者を見つけ出して、介護予防教室に誘う、というハイリスクアプローチ。しかし、この方法では、費用がかかるわりに参加者は集まらず、効果が得られませんでした。

その反省を踏まえて誕生したのが、対象者を選別せずに誰でも参加できるポピュレーションアプローチ型の「地域づくりによる介護予防」です。

そして、このアプローチのほうが、抵抗感なく参加できること、多くのハイリスク者が参加すること、また、参加者は非参加者に比べて要介護認定の発生率が大幅に低くなることなどが、わかってきました。

 

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