アンガーマネジメント(5)

怒りの感情と上手に付き合う手法“アンガーマネジメント”を看護職が医療・介護現場で生かすための、基礎知識と看護実践への活用のポイントを解説します。

 

怒りの原因と思考のコントロール

 

2019年6月号の本連載で、私たちには自分がこうしたい・こうありたい、他者にこうしてほしい・こうあってほしいという期待や欲求があり、感情はこれに伴って生まれると説明しました。

では、怒りはどのように生まれ、私たちはこの感情を抱くとき、何に対して怒りを感じるのか、またその理由はなんでしょうか。

次の例で考えてみましょう。

 

〈事例〉在宅療養を希望する入院患者Aさんについて、病院で合同カンファレンスを開催することになった。ケアマネジャーのあなたは、病院の退院支援担当者と連携して日程や出席者を調整したが、開催予定日の数日前に、キーパーソンであるAさんの長男から都合がつかなくなったと連絡があった。

 

 

そこで日程を変更してカンファレンスを行ったが、急な変更のため病棟の看護師はAさんの担当者ではなく、代理の看護師が出席した。代理の看護師はAさんの日常生活動作や服薬、入浴、排泄の状況について説明したが、電子カルテを確認しながら話すため時間がかかり、カンファレンスの終了時間が予定をオーバーした。それにより、カンファレンス終了後に予定していたAさんの自宅訪問は後日に変更することになった。

 

このような場合、あなたはどのように考えますか。「日程が変更になったとはいえ、代理の看護師はもっとスムーズに情報を共有できるように準備ができなかったのか」「長男は都合が悪くなったことをもっと早く申し出ることはできなかったのか」と、怒りを感じるかもしれません。

 

→続きは本誌で(コミュニティケア2019年8月号)


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