『Gift 物語るケア』刊行記念イベント「当事者視点をとおして、看護の価値を再発見する」開催

『Gift 物語るケア』の刊行記念イベントが2月21日(金)、紀伊國屋書店新宿本店で開催された。
本書は「いいね♡看護研究会」の約1年にわたる活動から生まれた。研究会では、ケアの一場面を捉えた写真に、撮影の意図を添えたポスターを掲示。その写真にまつわるケアの物語を共有しながら、“当事者中心の看護”について語り合ってきた。

 

 

写真1

 

 

イベントでは、事例提供者である吉田千文さん(聖路加国際大学、写真1左)、滝口美重さん(聖路加国際病院、同中央)、寺﨑譲さん(聖路加国際病院訪問看護ステーション、同右)が、それぞれ思い出深い事例を選び各々研究会での対話をとおして気づいたことなどを語った。

 

吉田さんが取り上げたのは、自身の父親のICU入院時の出来事を紐解いた『覚えてないよ、あのときのこと』。滝口さんは、入院患者の願いをかなえるべく看護師、MSW、ケアマネジャー、介護職らが一致団結した場面を目の当たりにした若い看護師の体験を紹介した『腕時計を持ってくるように言ってよ!』。寺﨑さんは、なんでも自分でやろうとする半身麻痺と失語症のある男性から『全然すごくない。これは当たり前のこと』と言われたエピソードを選んだ。

 

写真2

司会を務めた研究会代表の井部俊子さん(長野保健医療大学、写真2)は、「本書には看護師が大切にしていることが詰まっている。医療職、患者、家族といった立場を問わず、“看護とは何か”を一緒に考えていくきっかけになれば」と期待を寄せた。

 

イベントには、臨床看護師、学生、教員、一般市民ら30名が来場。今春から臨床で働くという学生は「“患者さん”ではなく“〇〇さん”という個人を大事にすることを忘れずにいたい」と感想を述べた。

 

『Gift 物語るケア』における各事例のタイトル

 

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