訪問看護ステーションの経営戦略(8)

訪問看護ステーションの管理者が地域のニーズを的確に捉えて健全

な経営を行い、その理念を実現するために行うべきことを、公認会

計士・税理士・看護師の資格を持つ筆者が解説します。

 

 

モチベーション理論を用いて

スタッフのやる気を引き出そう

渡邉 尚之

 

 

前回は、訪問看護ステーションにおける組織づくりについて、経営学における組織論の歴史の視点から考えました。しかし、いくら理想の組織をつくっても、そこで働くスタッフのモチベーションが低ければ経営はうまくいきません。そこで今回は、スタッフのやる気を引き出すモチベーション理論を解説します。

 

スタッフは不満足を解消しても満足しない!?

ハーズバーグの動機づけ・衛生理論

 

モチベーション理論にも、組織論と同様、多くの説があります。本稿では、その中から米国の心理学者ハーズバーグの「動機づけ・衛生理論」を紹介します。筆者は、経営実務の上ではこの理論が最も有用だと考えています。

 

 

 

ハーズバーグはこの理論によって、「職務満足の規定要因」を明らかにしました。職務満足の規定要因とは、簡単に言えば仕事に関連する項目のうち、スタッフを満足させる、または不満足にさせる要因は何か、ということです。

彼がこの研究から見いだした結論は、仕事における満足感をもたらす要因(動機づけ要因)と不満足感をもたらす要因(衛生要因)はまったく別物だという、驚くべきものでした。つまり、「スタッフは不満足を取り除けば満足する」という考え方を否定したのです。

 

 

→続きは本誌で(コミュニティケア2018年8月号)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*