NT2014年8月号連載【チームづくりのお悩み相談】紹介

1408hyoshiOLNT2014年8月号の

【チームづくりのお悩み相談】のお悩みは、

 

「チーム内で毎回のように新人からの

〝臨機応変な報告がない〟という
不満があがっています」

 

おそらく「臨機応変な報告」は「できる」の認識には微妙な相違があると思います。また、報告は仕事の力量が上がるスピードと比例するように経験を通して徐々に上達します。最も重要なことは報告・連絡・相談のスキルの育つプロセスについてチーム内の認識を一致させることではないでしょうか。

 

報告・連絡・相談のスキルは経験を通して学びとる

 

新人からよく「どんな小さなことでも報告をするようにと言われたので報告をすると『そんなどうでもいいことを多忙な今、報告しなくてもいい』と叱られた。そこで、忙しそうなので報告を控えていたら『報告をしない』と叱られ、頭がゴチャゴチャになりました」という悩みをよく聞きます。

 

一方で新人の時を振り返り、「私のプリセプターはどのような報告も受け止めてくださいました。ただ、私の報告を受ける様子があまり真剣ではない、受けた後の先輩が特別その情報を気に留めていないことから『今の報告はあまり重要ではなかったのかも』と気づくことがありました」と少しずつ報告をするスキルを身につけた様子を伝えてくれる先輩もいました。教えることは一時ですが、経験から本人が学びとるには数年かかります。

 

報告のラダーで成長段階を共有する

 

表1は、筆者が独自に作成して使用している報告・連絡・相談スキルのラダーです。

 

私たちは「相手にリクエストされた通りに報告する」から「仕事の状態を見て必要な情報を報告する」になり「チーム全体のことを思って自発的に報告をする」ことができることを一人前に育つと考えます。さらに上級者は「チームの人間関係までも考えて報告のタイミング、ルートや方法まで検討する」、熟達者は「世の中やチームの変化を察し、直感でチームや上司に必要な報告をしている」と言えるでしょう。まずはこの報告・連絡・相談のスキルの成長段階をチーム全体で共有することが必要です。(続く)

 

[著者]永井 則子(有限会社ビジネスブレーン代表取締役)

 

NT8月号のその他の内容はこちらから

NT2014年8月号連載【アセスメント力を高めるフットケア】紹介

1408hyoshiOLNT2014年8月号の

【アセスメント力を高める

フットケア】は、

 

「足の脈管を理解する」

 

脈管という言葉はあまり聞きなれない方もいるかもしれません。脈管とは、動脈、静脈、リンパ管の総称です。脈管は、足の外見だけでは判断できない部分もありますが、逆に、知ることで一歩進んだ理解につながることもたくさんあります。今回は、そうした内容をお伝えいたします。

 

脈管とは

 

脈管は、その字の通り管状になっていて、中を血液やリンパ液が流れ、それが全身に張り巡らされています。そのため、脈管疾患が起こると、ごく一部の局所が損傷されるだけでなく、広範囲もしくは全身性の疾患、または生命維持に直結する疾患と関連性が高くなります。つまり、中を流れている血液やリンパ液が、脈管そのものの病変により流れが滞ることで、その部分のみならず、その中枢側や末端側の細胞レベルにまで影響が出てしまうのです。

 

足の動脈

 

動脈は、一般的に図1のような構造をしています。人工透析を受けていると、動脈の中膜が石灰化しやすく、血管の柔軟性が失われますが、それが足への血流障害に結びついています。また、末梢動脈という視点から鑑みると、冠動脈や脳血管にも同様に影響を及ぼし、心筋梗塞や脳梗塞などの疾患を合併することも少なくありません。

 

足の切断に結びつく疾患と言えば糖尿病があります。日本で人工透析を受けている患者のうち、過半数は糖尿病腎症によるものです。毛細血管には中膜がほとんど存在しないため、石灰化が起こりにくいのですが、透析を導入するきっかけが糖尿病であったりすると、毛細血管の基底膜が肥厚する微小血管障害が起こり、高中性脂肪血症や血小板の粘度亢進などもあいまって、末梢の血流が悪くなり、ますます壊疽に陥りやすい状態になります。

 

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看護職として必要な看護・医療・福祉などに関する厳選した161のデータを1冊に

看護データ2014年版看護が置かれている状況とそれを包む医療全体の状況、社会保障、日本や世界の情勢を知ることは看護の基本といえます。『知りたい統計がまるごと1冊! 看護データ2014年版』では、最初に看護の現状と看護を取り巻く状況に関する諸データを解析し、医療や社会全体に広げていき、保健師・助産師・看護師として活動するのに必要な161の基本データを掲載しています。看護職の「国家試験合格者数・合格率の推移」を例に、本書の3つの特徴をご紹介します。

 

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「自身の潜在力」と「看護の質」を高める “自利利他”のスピリチュアルケアとは!?

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大下 大圓さん (おおした・だいえん)
飛騨千光寺住職、臨床宗教師、日本スピリチュアルケア学会 指導スピリチュアルケア師、高野山傳燈大阿闍梨
1954年岐阜県高山市に生まれる。12歳で出家。高野山で仏教、密教を修業したのちに、スリランカで初期仏教と瞑想を修業。「ビハーラ飛騨」「地球人ネットワーク飛騨」を主宰し、ベッドサイドの傾聴活動や、「飛騨にホスピスをつくる会」会長としての緩和ケア・在宅ホスピス運動等を実践。千光寺「自由なこころの道場」では、心の相談やカウンセリング、瞑想療法を主体とする研修会を行い、全国の看護協会などで講演やワークショップを展開している

 

 

実践的スピリチュアルケア

 これまで限定的に行われてきた感のあるスピリチュアルケアを“ケアリングの応用”と位置づけ、「看護ケアとの関連」「日本人の死生観」「仏教の世界観」など、多方面から考察したのが本書『実践的スピリチュアルケア』です

 日本スピリチュアルケアワーカー協会副会長であり、臨床での実践経験も豊富な大下大圓さんにお話をうかがいました。 続きを読む…

看護 2014年6月臨時増刊号 好評発売中です!

評価指標を全国初公開! 

 

“DiNQL(ディンクル)”を詳しく解説した
これからの病棟マネジメントで必読の総特集です 

 

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◆総特集

 

ベンチマーク評価で“看護”を変える!

労働と看護の質向上のためのデータベース事業

DiNQL ディンクル

 

 

2012年度よりスタートした日本看護協会の「労働と看護の質向上のためのデータベース事業」(事業愛称:DiNQL ディンクル)。

 

この事業は病棟看護師長をはじめ、日々、頑張っている看護管理者を応援する事業です。

 

主に“病棟”単位でデータ比較を行い、ベンチマーク評価を通じた看護管理者の病棟マネジメントをサポートします。

 

看護実践の内容等を“評価指標”としてITシステムに入力すると、レーダーチャート推移グラフ“看護の質”が見えて、客観的なデータを基に同規模の病院や他病棟との比較評価が可能になります。

 

看護実践をデータ化し、全国の病院等から評価指標を収集したデータベースを構築することでベンチマーク評価ができるようになり、日本中の看護職の労働条件・労働環境改善や看護の質向上につなげていくことが期待されます。

 

2014年度の事業開始に先立ち、「看護」6月臨時増刊号では同事業の概要や2013年度試行事業に参加した病院の声を紹介し、日々の看護をよりよいものにしていくデータマネジメントを考えます。

 

 

自分たちの“頑張り”を可視化し、スタッフのモチベーションを向上する手段としても、ご注目ください。

 

事業キャラクター「ディンキー」の表紙が目印です!