【Book Selection】新刊書籍のご紹介
医療行政なるほど塾
薬機法等改正案を国会に提出
零売原則禁止、濫用リスク対策など盛り込む
「社会保険旬報」編集部
政府は2月12日、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)等改正法案」を閣議決定し、国会に提出。医薬品・医療機器の新たな規制の大枠を示しました。法案が成立すれば、早ければ2025年秋から段階的に施行される見込みです。改正法案は、厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会(福井次矢部会長)の1月10日の議論のとりまとめを受けたもので、主な改正事項として、①処方箋なしでの医療用医薬品の販売(いわゆる零売)の原則禁止、②濫用リスクがある医薬品の販売方法の厳格化、③都道府県知事が薬局機能を認定する制度に健康増進支援薬局を追加、④後発医薬品安定供給確保および革新的新薬実用化のための基金の創設などがあります。
精神科訪問看護へようこそ
病棟から精神科訪問看護に飛び込んだこころさんが、看護大学で働くカワウソ先生との対話を通して在宅の精神科看護を学び、成長していく物語です。
川下 貴士 ●かわしも たかし
松蔭大学看護学部看護学科精神看護学 助教
第8回 自分なりの道を行く
前回のあらすじ
自分のアセスメント力不足を感じ、今後、身体科を経験したほうがよいかと悩むこころさんはカピバラ先生にアドバイスを求めました。しかし、まだ悩みは解決できていないようで……。
カワウソ あれ、こころさん。カピバラ先生のところに相談に行った割にはまだお悩みは解決していない様子ですね?
こころ はい。実は私、訪問に行っていたのにAさんの糖尿病の症状には気づけなかったことを後悔していて……それは身体科の経験がないからだと思いました。それで一度、身体科を経験したほうがいいのか、身体科と精神科①、どちらも経験しているカピバラ先生に相談しに行ったのですが……。
POINT①
精神看護の領域では内科や外科等のことを身体科と言います
〈新連載〉POTTスキルで解決〜食事ケアの困りごと 看護で食べるよろこびを
〈新連載〉
誤嚥性肺炎や窒息のリスクが気になる食事ケア。
でも、嚥下障害と姿勢アセスメントの基本的な知識と技術があれば、利用者が安全に食べることを継続して支援できます。
筆者らが提唱するPOTT プログラムの基本スキルを基に、現場で遭遇する問題の原因やケアの方法・根拠を紹介します。
執筆
迫田 綾子 さこだ あやこ
日本赤十字看護大学名誉教授
POTT プロジェクト代表
知りたいこと その❶
POTT スキルとは? 食事時のポジショニングの効果は?
連載のはじめに
本連載では、POTTプログラムを基盤とした「食事ケアとポジショニング」の知識と技術を通して、“だれでも、どこでも、すぐに役立つ食事ケア”を、実践者によるリレー形式でお伝えしていきます。
医療行政なるほど塾
2040年に向けた医療提供体制の改革案を示す
通常国会に関連法案を提出へ
「社会保険旬報」編集部
厚生労働省は2024年12月25日、社会保障審議会医療部会がまとめた「2040年頃に向けた医療提供体制の総合的な改革に関する意見」を公表しました。「新たな地域医療構想」「医師偏在対策」「医療DXの推進」「美容医療への対応」「オンライン診療の推進」を盛り込み、2040年以降もすべての地域・すべての世代の患者が適切な医療・介護を受けることができる医療提供体制の整備をめざしています(図表1)。医療部会の意見を踏まえ、厚生労働省は、医療法等改正案を通常国会に提出する考えです。
●人口構成の変化に対応した医療提供体制
医療部会は、医療提供体制に関するこれまでの議論を踏まえ、通常国会に提出する法案に盛り込むべき内容をまとめました。新たな地域医療構想と医師偏在対策については「新たな地域医療構想に関する検討会」、美容医療については「美容医療の適切な提供に関する検討会」の検討結果を添付しています。
医療部会の意見は、冒頭で改革が求められる背景を説明しています。85歳以上を中心に高齢者数が2040年ごろまで増加し、高齢者の救急搬送も増加して、在宅医療の需要も増えると予測。生産年齢人口はすべての地域で減少しますが、高齢人口は大都市部で増加する一方、過疎地で減少し、地域格差が拡大して地域に求められる医療提供体制は異なったものになると指摘しています。










