『Gift 物語るケア』の刊行記念イベントが2月21日(金)、紀伊國屋書店新宿本店で開催された。
本書は「いいね♡看護研究会」の約1年にわたる活動から生まれた。研究会では、ケアの一場面を捉えた写真に、撮影の意図を添えたポスターを掲示。その写真にまつわるケアの物語を共有しながら、“当事者中心の看護”について語り合ってきた。
『Gift 物語るケア』の刊行記念イベントが2月21日(金)、紀伊國屋書店新宿本店で開催された。
本書は「いいね♡看護研究会」の約1年にわたる活動から生まれた。研究会では、ケアの一場面を捉えた写真に、撮影の意図を添えたポスターを掲示。その写真にまつわるケアの物語を共有しながら、“当事者中心の看護”について語り合ってきた。
[認知症plus]シリーズ第8弾のテーマは「生活の継続」です。うん? なんのことだかわからない? いえいえ、それでは困ります。地域包括ケアが進む今、最も大切なのは、患者が「在宅→入院」「入院中」「退院→自宅あるいは施設」と“場”が移るときに、その「生活」が「継続」されることだからです。本書では、そのために必要なことを、認知症の人の“生活の場”である高齢者ケア施設に所属する認知症看護認定看護師たちが明らかにしてくれます。
福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。
「新型コロナウイルス」について思う
文:鳥海房枝
未知のウイルスが与えた影響
この原稿が皆さんの目に触れるころには新型コロナウイルス感染症の収束のめどが立っているのか、大変気になるところです。3月初旬現在、東京の街はマスク姿の人々が目立ち、当たり前だったラッシュアワーの満員電車にも隙間ができています。デパートは営業時間を短縮し、繁華街も明らかに人出が少なくなっています。そして、テレビは発症者数をリアルタイムで伝え、その影響が各産業分野に及んでいる様子は、これまでの私の体験をはるかに超えたものです。