各都道府県ナースセンターが病院や施設向けに実施している定着・促進事業の中で得られた「看護職に選ばれる病院・施設」になるためのポイントや、具体例を紹介します！
徳島県ナースセンターからの提案！
セカンドキャリアに活躍の場を提供し
看護の質向上につなげませんか！
住吉 貴美
公益社団法人徳島県看護協会
徳島県ナースセンター センター長
徳島県ナースセンターの求職登録者のうち、6割が55歳以上と、セカンドキャリアとしての就職先を探している人が多くいます。本稿では、ベテラン看護職に選ばれる病院・施設になるためのポイントや、採用のメリットを紹介します。
徳島県ナースセンターには現在、求職登録者が約400人おり、そのうち6割が55歳以上です。「看護職に選ばれる病院・施設」になるために、一度定年退職し、再就職しようとしている看護職（本稿では“セカンドキャリア看護職”という）が希望する働き方や雇用形態、業務内容等を検討し、看護職確保に取り組んでみませんか。
徳島県看護協会では、セカンドキャリア看護職を対象に、看護職の生涯活躍を支援し、地域における看護職の質向上と人材確保の推進のために、「AWAナースサポートセンター」を設置し、運営しています。また、地域内の看看連携の推進や在宅、施設等の看護機能の強化をめざし、県内の3圏域で「地域密着エリアマネージャー」が活動しています。医療・介護施設や関係機関を訪問して、地域の課題を把握・対応し、看護職確保や看護職同士の連携強化等に努めています。
当ナースセンターは、「AWAナースサポートセンター」「地域密着エリアマネージャー」とともに、一体的に、看護職の生涯にわたる活躍をめざして、看護職の確保・定着、そして看護の質の向上に取り組んでいます。
