30年以上続いた平成もあと数日で終わりを迎え、5月1日から令和となります。時代の移り変わりを身近に感じる改元ですが、この機会に日本の看護の歴史を改めて振り返ってみてはいかがでしょうか? さまざまな角度から「看護」を見つめ直すことができる4冊をピックアップしました。
編集:第36回日本看護科学学会学術集会企画委員
協力:2015〜2017年JANS若手研究推進委員会
●A5/200ページ
●定価(本体2,200円+税)
2018年発行
ISBN 978-4-8180-2138-9
7人の先達が語る
波乱に満ちた
ライフストーリーズ
2016年に日本看護科学学会の学術集会で行われた、「レジェンド・ナース」と若手との交流セッションの模様を収録。かつてない変革期にある今、現場の体制・働き方、教育や研究のあり方、そして看護そのものの役割を問い直していく姿勢が求められています。本書はそんな次世代を担う看護職たちの思考や行動の指標となる言葉の数々を収録。戦後の高度経済成長期という混乱と希望の時代を自ら切り拓いてきた、7人の先達が語る波乱に満ちたライフストーリーズです。
未来の看護
いま、ここからの歴史は、
あなたがつくります
本書は“日本の看護のあゆみ”にインパクトを与えた要因を、トピックスごとに記述した歴史書です。既存の看護制度や活動が、いつ、なぜ、どのようにして始まり、発展し、現在に至ったのかをわかりやすく整理しています。いま、看護の現場で起きていること、取り組まれていることを、どのように展開していくか―日本の看護の歴史を振り返ることで、これからの看護の“歴史をつくるあなた”が今後めざすべきものは何なのか、今一度再確認してみてはいかがでしょうか?
編集:保健師助産師看護師法60年史編纂委員会
●B5/424ページ
●定価(本体3,800円+税)
2009年発行
ISBN 978-4-8180-1449-7
この一冊で
GHQから平成20年までの
〈保助看法〉のあゆみがわかる!!
看護職の身近で大切な法律〈保健師助産師看護師法〉が制定されてから昨年で70年を数えました。本書は今から10年前の2008年に「保健師助産師看護師法60年史編纂委員会」を設置し、戦後GHQから平成20年までの60年間で保助看法のあゆんできた道筋とその歴史を概観したものです。法改正の経緯や看護行政の足跡について、そして看護行政を取り巻く看護トピックス15篇や都道府県の看護行政のあゆみ、保助看法の誕生から刊行当時までの足跡がわかります。
看護業務に役立つ
必携“法令集”の最新版!
本書は看護業務に役立つ看護業務・制度を支えている約140の法令の主な条文を、抜粋・収載した定評ある法規集です。「保健師助産師看護師法」など特に重要な法律では、各条文の直後に関連する政令・省令(施行令・施行規則)を配置する編集上の構成で、条文の詳細を規定している施行令・施行規則などを一目で確認できます。法律のほか、通知・通達も多数掲載しています。法規や制度の変遷から、看護の歴史について振り返ってみてはいかがでしょうか?