ナッジとは、人の心理特性に沿って望ましい行動をしたくなるように促す設計のこと。この連載では、3人の医療職をめざす学生がナッジを学ぶ姿を通して、看護・介護に役立つヒントを示します。
タイミング次第で行動は変わる
竹林 正樹
たけばやし まさき
青森大学 客員教授/行動経済学研究者
竹林 人はストレスがたまった状態では自暴自棄な判断をしやすく、逆に、リラックスした状態では合理的な判断ができるものです。相手の最適なタイミングを見計らって行動を促す手法が「Timelyナッジ」です。Timelyナッジを活用するためのポイントを3つ紹介します。
ポイントその1:行動を促すタイミング
竹林 金田君が社会人になったと想定します。職場の人に「健康づくりに向けた動画を作成したので見てください」と一斉メールするとしたら、A朝9時、B正午、C夕方5時のうち、いつがよいでしょうか?
訪問看護ステーションにおけるBCP(事業継続計画)の
策定、防災・減災対策のポイントを解説するとともに、
実際の事例などをとおして災害時の
対応・危機管理のあり方を示します。
日常的な対策で、災害に強いステーションをつくる
真柄 和代
まがら かずよ
公益財団法人筑波メディカルセンター
訪問看護ふれあい・サテライトなの花 統括管理者
「平成27年9月関東・東北豪雨」の被災経験から
2015(平成27)年9月9日から11日にかけて、関東・東北地方を襲った豪雨は、鬼怒川を氾濫させ、茨城県常総市の広範囲に水害をもたらしました。当時、筆者が勤務していた訪問看護ステーションの事務所も浸水し、社用車やカルテも泥水によって大きな被害を受けました(写真1)。幸い、利用者とその家族、職員は全員無事でしたが、職員が緊急退避中に浸水域に取り残され、人的な被害を受けました。水害の恐ろしさを経験し、その後、日本全国で発生する豪雨被害をテレビ等で目にするたびに、この地域のステーションは無事だろうか? 利用者は避難できたのだろうかと考えます。

2019年3月刊行の第1弾『認知症plus転倒予防』から始まった[認知症plus]シリーズが、
『認知症plus緩和ケア』で通算20冊になりました。“認知症”という単テーマでここまで続けられたのは読者の皆さまのおかげです。ここでは制作エピソードのご紹介とともに、20冊を並べて俯瞰してみました。ぜひ、1冊でも2冊でも3冊でも……お手に取ってみてください。
訪問看護ステーションや高齢者ケア施設で生じやすい
人事労務に関するトラブルと対応策、
またトラブルの防止策について解説いただきます。
パワーハラスメントへの
事業所の対応⑦
行為者へのヒアリングと対応
中山 伸雄
なかやま のぶお
社会保険労務士法人Nice-One 代表 / 社会保険労務士
前回は、パワハラの相談対応の基本的な流れと相談者への一次対応(ヒアリング)の留意点を紹介しました。今回は、相談者へのヒアリング後に行う、行為者へのヒアリングでの注意点、また、パワハラの事実確認ができなかった場合とできた場合の事業所の対応について解説します。