特集2 ナイチンゲールの越境
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19世紀のイギリスで、看護を専門職として確立させたいと考えていたフローレンス・ナイチンゲールが看護師に求めたものは、社会的に自立した精神に加え、職業への使命感を幅広い次元で実践していける豊かな知識と思考力、そして行動力でした。

 

この特集では、幼少より語学や歴史、思想、数学、音楽、政治、経済など幅広い教養に触れたナイチンゲールが残した業績を振り返り、彼女が生きた時代と現代の論点とを交差させながら、さまざまな分野の話題を紹介していきます。

◉ 情報

寄稿:こうもりの翼とバラの花

丸山 健夫

連載:続・こうもりの翼とバラの花

丸山 健夫

連載:テクノロジー、過去、未来

服部 桂

対談:ウェルビーイングを考える

ドミニク・チェン × 孫 大輔

インタビュー「所作としてのナラティブ実践 尾藤 誠司

◉ デザイン

連載:デザインエンジニアリングとケア

吉岡 純希

◉ 建築

寄稿:建築家が読む『病院覚え書』

長澤 泰

寄稿:感染症医が読む『病院覚え書』─ 細かく間違えるより、ざっくり正しく  岩田 健太郎

リポート:セント・トーマス病院訪問〜1987 西村 かおる

寄稿:ナイチンゲール病棟の面影〜倉敷中央病院 第一病舎 辻野 純徳

連載:日本の近代病院建築 尹 世遠

イラストリポート:明治村の“ナイチンゲール病棟”を訪ねて 楠木 雪野

寄稿:市民目線のナイチンゲール病棟 ─ 公立刈田綜合病院 芦原 太郎・北山 恒

寄稿:高木兼寛が追い求めた理想 ─ 東京慈恵会医科大学附属病院とナイチンゲール病棟 芳賀 佐和子

◉ ジェンダー

寄稿:“破壊者”フローレンスの動機

松野 修

連載:小説「ケアメンたろう」

文=西尾 美登里 挿画=はぎの たえこ

連載:本と女

選書=幅 允孝 イラスト=谷山 彩子

寄稿:カサンドラ──ナイチンゲールとフェミニズム 宮子 あずさ

寄稿:ヴァージニア・ウルフがみた ナイチンゲールの心の叫び 小川 公代

◉ 戦争

寄稿:象徴化されるナイチンゲール

〜「博愛」が担った戦争の正当性 松野 修

寄稿:戦時下に日本のナースたちはどのような体験をしたのか 川原 由佳里

寄稿:クリミア戦争とトルストイ─作家という残酷な生き物 金沢 美知子

寄稿:クリミア半島──共存と争いの歴史

石川 一洋

寄稿:ウクライナからロシアへ──看護師ニーナさんに話を聞く 金沢 友緒

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ナイチンゲールの越境考えること、学ぶこと。

教養と看護 編集部のページ日本看護協会出版会

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