[12]3裏 → 2裏 → 2表

「3裏」から「2裏」の穴へ針を通し、そのまま「2表」に出ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

[13]2表 →(右まわりで)2裏 → 2表

「2表」から、本ののど(背)部分を通って右まわりで針を通し「2表」から「2裏」へ戻ります。これで2番目の穴の横の綴じ模様ができます。

 

 

 

 

 

 

 

[14]糸をひっかける

「2表」の上と横の糸の下に針を通して糸を引っ張ります。これで、次の[15]で糸が抜けるのを防ぐことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

[15]2表 → 2裏

「2表」から「2裏」の穴へ針を通します。少し穴がきつくなりますが、穴の隙間を狙って糸が絡まないように気を付けながら「2裏」へ抜けましょう。

 

 

 

 

 

 

[16]2裏に抜ける

これで綴じはすべて終わりです。最後に玉結びが抜けないように整えていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

[17]糸をひっかける

2裏の上と横の糸の下に針を通して糸を引っ張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

[18]玉結びの下をとおす

玉結びの下(2本取りした糸の間)を狙って針を通し、糸を結んで短めに切ります。こうすることで、玉結びが抜けづらくなります。

 

 

 

 

 

 

 

[19]糸を穴の中におさめる

キリを使って、玉結びを2番目の穴の裏から押し込むときれいにおさまります。

 

 

 

 

 

 

 

 

[20]完成

綴じ終えたら完成です。手にとって最初の読者になりましょう。和綴じは糊を使わないので、糸を解けば綴じ直すこともできます。もし読んでいて直したいところを見つけた時は、もう一度クリップで固定して、糸を解いて綴じ直せば大丈夫です。

 

 

point 〜 和綴じのバリエーション:和綴じには四つ目綴じの他にも康煕綴じや麻の葉綴じ、亀甲綴じなどさまざまな綴じ方があります。綴じ穴の位置と数、糸の通し方次第で雰囲気が変わります。ご自身で新しい模様を考案されている方もおられるので、ぜひアレンジもお楽しみください。

以上で和綴じの手順の説明を終わります。一度コツを掴むと、手軽に綴じることができるおすすめの綴じ方。本のサイズや紙の種類、綴じ糸、綴じ方を変えるだけでも随分雰囲気が変わります。筆者のWebサイトにも応用したものを色々ご紹介していますので、和綴じのバリエーションにご興味があればぜひご覧ください。

 

 

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