編集部特別リポート
公開:2018.10.15
第22回 日本看護管理学会学術集会
去る2018年8月24日(金)、25日(土)の2日間、テーマ「多様性をいかし新時代をひらく」の下、神戸ポートピアホテル・神戸国際会議場にて第22回日本看護管理学会学術集会(松浦正子学術集会長)が開催されました。
変化し続ける医療環境や、患者ニーズの多様化に効果的に対応していくためには、医療関係者の多様性をも受容し、活用するマネジメントが重要視される昨今。改めて「ダイバーシティとは何か」という問いかけに始まり、院内組織から地域全体までを見渡しつつ、多様性を認め、活用するマネジメントについて、活発な議論が展開されました。前日の台風の接近・通過による参加者の足止めなどが心配されましたが、明けてみれば両日とも天候に恵まれ、参加者数は同学会過去最高の4,907名を数えました。
このページでは、当社の編集部員が任意に取材した8つの演題についてリポートします。
会場となった神戸ポートピアホテル
※ 登壇者の所属・肩書は抄録集に記載当時のものです。
シンポジウム1
波に乗って新たなうねりを創る―診療・介護報酬改定5か月経った今―
座 長:任 和子(京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 臨床看護学講座)
山田 雅子(聖路加国際大学大学院 看護学研究科)
シンポジスト:奥田 清子(厚生労働省 保険局医療課)「平成30年度診療報酬改定の概要」
塩田 美佐代(NTT東日本伊豆病院 看護部)「診療報酬から見た看護の体制整備と課題」
齋藤 訓子(公益社団法人 日本看護協会)「同時改定から見た地域包括ケアにおける看護機能と人材活用」
石田 昌宏(参議院 議員)「診療報酬・介護報酬同時改定からこれからの看護のあり方を考える」
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シンポジウム3
働き方改革から看護師キャリアを考える
座 長:大島 敏子(NPO法人看護職キャリアサポート/フリージア・ナースの会)
出雲 幸美(社会医療法人 信愛会 畷生会 脳神経外科病院)
シンポジスト:濱田 安岐子(NPO法人 看護職キャリアサポート)「生涯現役を目指す~看護職のキャリアを活かす活動」
永井 則子(有限会社 ビジネスブレーン)「シニア看護師の知的財産の企業における活用」
坂本 眞美(国際医療福祉大学 九州地区生涯教育センター)「一生涯を見据えた看護管理者教育〈認定看護管理者教育受講で開ける3つの目〉」
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指定インフォメーション・エクスチェンジ3
保健医療福祉施設における災害への備え~食の備蓄~
主 催:日本看護管理学会 災害に関する管理推進
委員長:原 玲子(宮城大学看護学群)
委 員:上野 栄一、佐藤美子、庄野 泰乃、杉浦 美佐子、竹中 愛子、保科 英子、前田 ひとみ、松尾 文美、竹内 貴子
話題提供①:庄野 泰乃(徳島赤十字副院長兼看護部長)「医療施設における水の備蓄―ウォーターサーバーの利用―」
話題提供②:石母田 由美子(仙台赤門短期大学看護学科講師)「施設のどこに備蓄するか、何を備蓄するか―東日本大震災の経験から―」
話題提供③:石川 伸一(宮城大学食産業学群教授)「もしもに備える食とココロ」
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インフォメーション・エクスチェンジ26
看護師長が同じ立場でつながり看護管理の魅力を探す新たな取り組み
~仕事はやるからには楽しく、そして美しく~
企 画:坂本 和美(金沢市立病院)、浦美 奈子(石川県済生会金沢病院)、野村 仁美(独立行政法人地域医療推進機構金沢病院)、松田 琴美(金沢医科大学病院)、坂本 早苗(公立能登総合病院)、中西 容子(金沢市立病院)
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インフォメーション・エクスチェンジ29
日本看護協会『看護記録に関する指針』とその活用~新たな指針を読み解く~
企 画:井本 寛子(公益社団法人日本看護協会)、任 和子(京都大学大学院医学研究科) 、松永 智香(高知県厚生農業協同組合連合会JA高知病院)
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