経験した知恵を持ち合う場をつくる
写真・坂元 永
水附裕子
葉山ハートセンター看護部長
/日本腎不全看護学会理事長
吉田澄恵
東京女子医科大学看護学部准教授
(質問者)
今から40年近く前、透析医療が日本で実施され始めた頃から、水附先生は患者・医師ら医療スタッフとともに試行錯誤を重ね続け、現在までこの分野の発展に寄与されてきました。透析医療に携わる看護師は、器械に頼りながら生きねばならない患者に長い年月寄り添います。食事をはじめ、さまざまに制限される患者の生理的欲求や社会適応の問題、移植医療への期待と不安などに永続的に向き合う仕事のあり方は、看護師と患者との間に、独特な関係性を育むようです。それは、超高齢社会の中で続けていくこれからの看護を考える上でとても大切な視点を与えてくれます。
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