かつて現代の看護の基礎を形作ったナイチンゲールの活躍と「戦争」は切り離せないものです。そしてその後も現在に至るまで、戦争がある場所には必ず看護師がいます。彼女や彼らはかつて戦時下にどのような体験をし、いまも世界各地の戦場で何を目にしているのでしょう。また、戦争によって人々が負う傷とはどのようなものなのか。たとえ悲惨な争いの期間を過ぎても、世代を超え社会の隅々まで影を落とし続ける苦しみの実態について、当サイトの過去の記事から改めて考えてみたいと思います。
──編集部
新刊 この企画から生まれた本(Nursing Today ブックレット)
2022年8月1日発売
戦争のある場所には看護師がいる
「教養と看護」編集部 編/A5判/64ページ/定価990円(本体900円+税10%)
ロシアによるウクライナ侵攻で生み出された避難民の支援、イラク紛争における医療活動、第二次大戦での看護婦動員……。看護師たちは戦場で何を目にし、どのような体験をしてきたのか。
詳細
公開:2018.5
戦傷病者とその家族が戦中・戦後に体験した、さまざまな苦しみや困難を伝える展示と活動を紹介。
<編集部>
「戦争で心に傷を負った人たちがいることを知ったのは、今から約40年前、精神科医になったその年からだった──。」
公開:2019.8
公開:2019.8
公開:2017.11
公開:2019.8
公開:2018.6
第一話 フィッツジェラルドとヘミングウェイ
第二話 サリンジャーとオブライエン
建国から240年あまりの歴史のうち、9割以上の期間戦争をしている米国。その代表的な文学作品と戦争との深い関係に注目する。
公開:2019.9/10
公開:2019.3
『帰還兵はなぜ自殺するのか』『兵士は戦場で何を見たのか』『シリアからの叫び』の翻訳者が訴える、戦地に暮らす人々と兵士たちの現実。
傷つき絶望する人々に対し看護師としての無力感やジレンマを抱く中で、しかし、それでも「そのときできる最善」を尽くすこと。
ウクライナ出身の看護師ニーナさん「ロシアでも、ウクライナでも、それにヨーロッパでも、どこに行っても私がすることは同じ」。
「台所の哲学者」辰巳芳子さん(料理研究家)と看護職として何より家族の食事を大切にしてきた、川嶋みどりさんの切実な戦争体験。
公開:2019.11
公開:2019.3
公開:2020.10
公開:2018.8