患者さんの語りに耳を傾け、思いを重視することは看護の本質であり、看護師は意識していなくても日常的に実践しています。でも、それがNBMという用語になった途端に、「難しい」というイメージになってしまっていませんか? 本書には、学問の世界の用語と思われがちなEBMやNBMを、今、目の前にいる患者さんのケアに効果的に用いるためのヒントが満載です。EBMやNBMは学問の世界のものとして敬遠するのでなく、日々の臨床の現場でぜひ活用してみてください。
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システマティツクレビューとは、いわば先行研究の「まとめ」論文のこと。あるテーマの関連文献をくまなく調査し、無作為化比較試験(RCT)のような質の高い研究データを限りなく偏りを除いて分析しています。看護の現場における最善の意思決定〜ベストプラクティスを活用するために欠かせない情報源です。本書では、看護分野でのシステマティックレビューの動向や、そのつくり方・使い方をわかりやすく紹介します。
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認知症本人と家族の声を集めたウェブサイト「認知症本人と家族介護者の語り」の書籍版。認知症本人や介護者のなまの声(本音)から、「病気」としての認知症ではなく、病いとともに生きる「経験」としての認知症について知ることができます。本人・介護者の語りにより、医療のフィールドではなかなか見えてこない彼らの1人の人間(生活者)としての姿に気づくことで、これまでとは違ったアプローチでケアを試みることができるかもしれません。
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