編集部のオススメBOOKs vol.23
病いで苦悩の状態にある人に
安楽をもたらす看護の技
患者さんの身体を拭いているときに「あー気持ちいい」と言われ、うれしく思ったことがある人は多いのではないでしょうか。しかし「気持ちいい」体験は明確に説明することができないものであり、それゆえ看護師は漠然ととらえ、患者の視点で探求してきませんでした。本書は、患者の「気持ちいい」体験を本人の視点でとらえ直すことで、病いを生きている人にとって「気持ちいい」とはどのような意味をもつものなのか、解釈を試みた博士論文を書籍化したものです。
瞑想は、誰でも、いつでも、どこででも始められます。本書では、医療・福祉・心理・教育・宗教など、対人援助の現場で活用する瞑想を【臨床瞑想法】と名づけ、療養中の方をリードして行う瞑想法も具体的に紹介。4つのメソッド=「ゆるめる瞑想(集中・緩和)」「みつめる瞑想(観察・洞察)」「たかめる瞑想(生成・促進)」「ゆだねる瞑想(統合・融合)」を、病む人の状態に合わせて取り入れた事例も豊富に掲載しています。ぜひご活用ください。
患者・利用者さんの心と身体をやさしく癒す
ケアを知っていますか?
はじめての
タクティールⓇケア
手で“触れて”痛み・苦しみを緩和する
看護ならではの「手」の技で、
患者さんに快をもたらす!
ナーシングマッサージ入門
日々のケアにプラスして患者の安楽性を促す
編集:看護における指圧マッサージ研究会
小板橋喜久代、河内香久子、福田彩子
●B5変型/160頁
●定価(本体2,400円+税)
2016年発行
978-4-8180-1998-0
看護職は、患者さんに手を使って触れて、確かめて、癒すことのできる職業です。触れる技にはいろいろありますが、本書では東洋医学の指圧手技を用いたマッサージを紹介しています。患者さんの苦痛を減らし、気持ちよさを感じてもらえるように手を使うこと――何気ないケアですが、効果的に行うのはなかなか難しいものです。ツボの押し方やさすり方など、マッサージのコツを習得して、患者さんの「快」を促すケアを実現してください。
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