編集部のオススメBOOKs vol.17
患者さんの痛みを和らげ心身のQOLの向上を目指す
―緩和医療関連本
リンパ浮腫は早期からの適切な対応で
重症化を防ぐことができます!
新装版 はじめの一歩! ナースができる
ベッドサイドの
リンパ浮腫ケア
平成28年度診療報酬改定で「リンパ浮腫複合的治療料」が新設されました。複合的治療とは、基軸となる複合的理学療法に生活指導やセルフケア支援を含めた総称です。本書ではリンパ浮腫の病態、治療法、実際のケア、セルフケア支援など、複合的治療に必要な知識をわかりやすく示しています。「リンパ浮腫」の知名度が飛躍的に向上した今だからこそ、リンパ浮腫治療の根幹をしっかりと理解し、患者さんを適切にサポートしてゆくことが必要です。本書をぜひお役立てください。
ホスピス・緩和ケアの母といわれる
シシリー・ソンダースの生涯
近代ホスピス運動の創始者
シシリー・ソンダース
増補新装版
がん末期患者が激しい痛みに苛まれることなく、最期の時まで人間らしく穏やかに過ごせるための休憩所(ホスピス)をつくりたいと、セント・クリストファー・ホスピスを設立した、医師であり、看護師であり、MSWでもあるシシリー・ソンダースの幼年期から晩年までを綴った1984年版書籍に、亡くなるまでの約20年の記述を追加した増補新装版。揺らがない強い意志と、死にゆく人に対する篤い思い、そして天性のリーダーシップをもつ類まれな一人の女性の姿に圧倒されます。
訪問看護師が
がんになって知った
「生」と「死」のゆらぎ
これからの在宅緩和ケアを考える
著者は、制度化以前から訪問看護に携わり、自宅で最期の時間を過ごす人々(主に、末期のがん患者)と向き合い続けてきました。彼らの事情はさまざま。独居で経済事情もよくない。家族と同居していても関係が良好ではない。……それでも、住み慣れた家で過ごしたい。そんな希望をかなえるために必要なこととは何か。家族、そして遺族にはどう対応し、支えるのか。よりよいケア提供のために、病院や他職種とはどのように連携していけばよいのか。自身の実践を紹介しつつ、考察します。
ロングセラーを続けている
緩和ケアの初心者に向けた解説書!
一般病棟でもできる!
終末期がん患者の
緩和ケア 第3版
あなたの疑問に認定看護師が答えます
「緩和ケア」というとホスピスや緩和ケア病棟をイメージする人は多いですが、がん患者の多くは一般病棟で治療を行っています。本書では、一般病棟で終末期患者の緩和ケアを行う看護師を対象に、日常臨床でよくみられる問題を質問形式で取り上げ、回答は認定看護師などの専門家が、現時点で考えられる標準的な考え方・アプローチの方法を提示しています。日常のケア場面で難しい問題に直面した際に、ケアの方向性を見出すための参考書として、本書をご活用ください。
日本看護協会出版会
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