看護の独自の機能と、看護がヘルスケアの中で果たすべき役割を記した本書は、ナイチンゲールの発見した看護を見失いそうになっていた看護師に看護のアイデンティティをもう一度つかませようと、国際看護師協会(ICN)の依頼に応じてヘンダーソンが書いたものです。1960年の初版以来、今なお読み継がれ、看護師の思想と実践の拠りどころであり続けています。学生時代の教科書だったという方も、様々な経験を積んだ今、改めて読んでみると、新しい発見があるはずです。
本書はナイチンゲールの代表作で、1859年の初版刊行以来、世界中で読み継がれています。患者や病室の状態はさまざま。換気、物音、光……想定されるあらゆる状況を提示し、看護のあるべき姿を具体的かつ詳細に綴っています。マニュアルやルーティン(惰性?)のままに行動するのではなく、患者1人ひとり、事象1つひとつを大切にする精神は、時代や国の違いを超越。看護職に限らず、仕事への向き合い方や人との接し方、生きる姿勢を見つめ直すきっかけとなる一冊です。
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日々の業務の中で「看護とは何か」という原点に立ち返るとき、看護職としての将来像を思い描くとき、本書を手に取ってみてください。本書には、変化の時代を担う看護職の責務を明示した「看護業務基準(2016年改訂版)」や、これからの看護のあり方を示した「看護の将来ビジョン」、それらを下支えする定義や倫理、実践に役立つ指針やガイドライン、法令などの重要文書を27本収載。多様化・複雑化が進む看護実践の場において基盤となる考え方が詰まっています。
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