編集部のオススメBOOKs vol.12
年の瀬、年の初めに改めて看護について考える ―― 看護の原点を振り返る際にオススメの本

看護の原点、名著中の名著が

10年ぶりに新装となりました!

看護の基本となるもの

著者:ヴァージニア・ヘンダーソン

訳者:湯槇ます、小玉香津子

●A5/96頁

●定価(本体1,200円+税)

2016年発行

978-4-8180-1996-6

 

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看護の独自の機能と、看護がヘルスケアの中で果たすべき役割を記した本書は、ナイチンゲールの発見した看護を見失いそうになっていた看護師に看護のアイデンティティをもう一度つかませようと、国際看護師協会(ICN)の依頼に応じてヘンダーソンが書いたものです。1960年の初版以来、今なお読み継がれ、看護師の思想と実践の拠りどころであり続けています。学生時代の教科書だったという方も、様々な経験を積んだ今、改めて読んでみると、新しい発見があるはずです。

ナイチンゲールが贈る、

「考えるヒント」!

看護覚え書き

本当の看護とそうでない看護

著者:フロレンス・ナイティンゲール

訳者:小玉香津子、尾田葉子

●A5変/184頁

●定価(本体1,400円+税)

2004年発行

978-4-8180-1076-5

 

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本書はナイチンゲールの代表作で、1859年の初版刊行以来、世界中で読み継がれています。患者や病室の状態はさまざま。換気、物音、光……想定されるあらゆる状況を提示し、看護のあるべき姿を具体的かつ詳細に綴っています。マニュアルやルーティン(惰性?)のままに行動するのではなく、患者1人ひとり、事象1つひとつを大切にする精神は、時代や国の違いを超越。看護職に限らず、仕事への向き合い方や人との接し方、生きる姿勢を見つめ直すきっかけとなる一冊です。

Click ⇒ 小玉香津子先生が語る、

ナイチンゲール『看護覚え書き』(動画)

ヨーロッパ中世の時代から続く

看護の歴史をわかりやすく語る!

いのちに寄り添うひとへ

看護の原点にあるもの

著者:眞壁伍郎

●新書/152頁

●定価(本体1,200円+税)

2015年発行

978-4-8180-1915-7

 

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ナイチンゲールが生きた時代背景、中世ヨーロッパでホスピタルが誕生した事情など、看護の歴史をめぐるさまざまな話を通して、看護の原点とは何か、改めて考えるきっかけを与えてくれます。多くの文学、童話、詩歌の紹介を交えて書かれていますので、わかりやすく楽しみながら、看護の歴史について思いを馳せることができます。看護の本質とは何か、気づきと学びを深める手がかりとなるお薦めの一冊です。

※同シリーズ『看護のなかの出会い』(菊地多嘉子著)、『現代の忘れもの』(渡辺和子著)もオススメです!

看護職の道標『看護業務基準集』を刷新!

看護に活かす 基準・

指針・ガイドライン集2016

編集:公益社団法人日本看護協会

●B5/472頁

●定価(本体3,500円+税)

2016年発行

978-4-8180-1993-5

 

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日々の業務の中で「看護とは何か」という原点に立ち返るとき、看護職としての将来像を思い描くとき、本書を手に取ってみてください。本書には、変化の時代を担う看護職の責務を明示した「看護業務基準(2016年改訂版)」や、これからの看護のあり方を示した「看護の将来ビジョン」、それらを下支えする定義や倫理、実践に役立つ指針やガイドライン、法令などの重要文書を27本収載。多様化・複雑化が進む看護実践の場において基盤となる考え方が詰まっています。

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