シリーズ ラインナップ
シリーズ第23弾
看護をめぐる「業務」と「ケア」
「業務はしているがケアをしていない」を分析する。
“Tasks” and “care” for nursing
井部俊子・宇都宮明美・梅田恵 ● 著
内容紹介
「業務」「ケア」とは一体何なのか。「業務」を「ケア」に転換するためにはどうすればよいのかー。
ベテラン看護師3人が、そのもやもやを分析し、解きほぐします。
主な内容
◯なぜ看護師は「業務が忙しくてケアができない」と言うのか
◯「業務」と「ケア」の分析
◯彼らが「ケア」の実感を得るにはどうすればよいか
◯新型リアリティショック対処法の提案
◯巻末資料 アンケート調査結果
シリーズ第22弾
「産後うつ?」を見逃さない
グレーゾーンの母親・父親へのケア
Postnatal Depression
杉浦加菜子 編
橋本敬子・江村和世 ● 著
内容紹介
「産後うつかも……」と感じる母親・父親に支援が届きにくい現状や彼らの抱える問題を明らかにし、医療職をはじめ社会に求められる支援のあり方を考える。
主な内容
○産後うつと診断されないグレーゾーンの母親・父親たち
○産後うつと診断されない母親・父親に支援が届きにくい現状
○医療職が継続的にかかわることの効果
○産後うつ一歩手前かもと感じる母親・父親の実態
○相談・調査等から見えてきた、求められる支援
○Column①〈精神科医からのメッセージ〉“誰もとりこぼさない支援”をめざして
○Column② 産前・産後に利用できる主な支援事業
シリーズ第21弾
看護職とハラスメント
“サバイバー”の語りから見えてくるもの
Surviving Harassment
「看護職とハラスメント」実態調査班 編
安部陽子・末武友紀子・御輿久美子・杉林稔・中澤瞳・坂井志織 ● 著
内容紹介
“ハラスメント・サバイバー”の声をもとに、看護現場におけるハラスメントの実態と必要な対応を考える。
主な内容
○看護職が直面したハラスメント・ケース
○パワー・ハラスメントと看護職
○ハラスメント相談活動の現場から
○コラム:相談業務に取り組むために
○精神科医・産業医からみたハラスメント
○「女性」が多数を占めるケア専門職の抱えるハラスメント・リスク
○ハラスメントを生き抜くには
シリーズ第20弾
妊娠を知られたくない女性たち
「内密出産」の理由(わけ)
Confidential Birth
佐藤拓代・松岡典子・松尾みさき・赤尾さく美 ● 著
内容紹介
一般的には慶事とされる妊娠を「誰にも知られたくない」という女性たちがいる。その現状を知り、背景にある現代社会の課題について考える。
主な内容
○「知られたくない」女性たち
○「内密出産」とは――先進国・ドイツでの取り組みを視察して
○「知られたくない」妊娠を支えるために――相談窓口の現場から
○「知られたくない」妊娠が知られざるをえない現状
○「知られたくない」妊娠と医療職――期待される役割
シリーズ第18弾
災害と性暴力
性被害をなかったことにしない、させないために。
Gender-Based Violence in Disasters
Nursing Todayブックレット編集部 編
小川たまか・長江美代子・中野宏美・原田奈穂子・草柳和之 ● 著
内容紹介
大震災時に起こった性暴力の実態を紹介。メディア報道、支援者の視点、加害者の心理、ジェンダー視点の避難所づくりなども加え、災害と性暴力の問題を多面的に捉えた本。
主な内容
○東日本大震災における性暴力の実態
──東日本大震災女性支援ネットワークの調査報告書より
○災害とメディア──なぜ阪神・淡路大震災で性暴力被害はデマとされたのか
○災害・パンデミックにおける性暴力被害への対応
──性暴力対応看護師(SANE)の立場から
○医療従事者だからできること、医療従事者に期待すること
──災害時の性暴力を撲滅するために
○Column スフィア基準を取り入れた避難所づくり
○被災状況下でも、なぜ人は性的加害を行うのか
○Column 刑法性犯罪規定の改正
シリーズ第17弾
「コロナ」がもたらした
倫理的ジレンマ
Social Ethics in Pamdemics
大北全俊・田中雅之・浅井篤・井上悠輔・圓増文 ● 執筆
内容紹介
日々の自粛と行動変容、医療施設における患者の面会制限、ワクチン接種の是非、緊急時の医薬品開発、経済格差と健康格差など「コロナ」が生み出した社会の問題を整理する。
主な内容
○自粛と行動変容──日本での行動制限について考える
○患者家族の面会制限はどこまで許されるのか?
○ワクチン接種の混乱やデマから考えるヘルスリテラシーの重要性
○パンデミック下における医薬品の開発と流通──緊急時のプロセスを考える
○深刻化する社会経済的格差と健康格差の悪循環
シリーズ第16弾
戦争のある場所には看護師がいる
Nurses in Wartime
白川優子、川原由佳里、辰巳芳子、川嶋みどり、
難波妙、榎田倫道、松本圭古、吉田修、松野修 ● 執筆
内容紹介
ロシアによるウクライナ侵攻で生み出された避難民の支援、イラク紛争における医療活動、第二次大戦での看護婦動員……。看護師たちは戦場で何を目にしてきたか。
主な内容
○ウクライナからの避難民を支援する
○ 紛争地の生と死─暴力の渦巻く現場で
○ 戦時下に日本のナースたちが体験したこと
○「 博愛」の象徴としてのナイチンゲール
○ いのちの尊厳─食べること、看護すること
シリーズ第15弾
認知症高齢者とセクハラ
Dementia and Sexual Harassment
荒木乳根子、村上久美子、堀内園子、戸谷幸佳、
岡田まり、横井真弓、塙真美子、田中聡子、北條正崇 ● 執筆
内容紹介
ケア提供者に卑猥なことを言ったり、体を触ったりする認知症高齢者にどう対応すればよいのか──高齢者看護・介護の現場で働く専門職が、自身の経験を踏まえて考察した本
主な内容
○認知症高齢者の性的行動
○介護現場におけるハラスメントの実態と防止について
○認知症高齢者の性的逸脱行為への対応
○認知症高齢者のセクシュアリティに関する倫理的配慮
○事例から考える 認知症高齢者の性的逸脱行為への対応
○Column 利用者からのセクハラに一人で悩まない
シリーズ第14弾
#生理の貧困
#PeriodPoverty
#みんなの生理(福井みのり)、ヒオカ、吉沢豊予子、田中東子、田中ひかる、河野真太郎 ● 執筆
内容紹介
ハッシュタグ付ツイート「#生理の貧困」の反響は大きく、社会を一気に動かしたが、バッシングも多かった。経済面だけでない複雑な面をはらむ「生理の貧困」問題を考察した。
主な内容
○「生理の貧困」アンケート調査結果にみる現状とこれから
○「生理の貧困」問題の可視化から見えてきたもの
○月経情報から知る女性の健康
○「#生理の貧困」とSNS──日本で起きているバッシングを考える
○タブー視されてきた「生理」が語られる時代に
○A different perspective 生理の貧困を「僕たち」の問題にできるか
○Column ユニ・チャーム発 企業向け研修プログラム
シリーズ第13弾
“認知症と拘束”
尊厳回復に挑むナースたち
Restraints in Nursing
平岩千代子 ● 著/大熊由紀子 ● 寄稿
内容紹介
病や老いを抱えながら、私たちはどのように自立し、自由であるべきなのか。
人としての尊厳を守ることを信念に実践を重ねてきた3人の看護師へのインタビューから考える。
主な内容
○最期まで身も心も縛られない暮らしを求めて
○「縛らない看護は私のライフワーク」
○「抑制することは看護の本質にそぐわない」
○「見えない拘束からの開放をめざして」
○前例を超え、前例を創ったナースたち
シリーズ第12弾
看護管理塾 第7章/サルの罠
Who's Got the Monkey?
井部 俊子・竹内 良子 ● 著
内容紹介
管理職が部下の仕事を引き受けて忙しくしているとはどういうことなのか、管理職の本来の仕事とは何なのかを明らかにし、「部下に仕事を任せる」プロセスを辿ります。
主な内容
○いつの時代も変わることのない看護管理者の悩み
○人に仕事を与える・任せることの本質
○体験談で辿る仕事を「任せる」プロセス
○マネジャーの「本来の仕事」とは?
○悩めるマネジャーへのアドバイス
シリーズ第11弾
ヤングケアラーを支える
Young Carers
Nursing Todayブックレット編集部 ● 編
内容紹介
「お手伝い」の範疇を越えた過重な家族ケアを担う子ども「ヤングケアラー」。その実態を知るための視点、成長した元当事者の声、支援体制づくりをめぐる昨今の動きを紹介。
主な内容
〇ヤングケアラーが表面化しにくいのはなぜか
〇私が在るために
〇自分と家族の人生を問い続ける
〇私たち看護職が出会ったヤングケアラー
〇ヤングケアラーを社会全体で支えよう
〇Column どんなきもちもあって大丈夫
シリーズ第9弾
特養あずみの里裁判を考える
A Nurse Indicted
Nursing Todayブックレット編集部 ● 編
内容紹介
老人福祉施設の入所者が食事中に突然意識を失い、その後亡くなった……。
刑事告発された准看護師の裁判を振り返ることで、日々の暮らしを支える
ケアの本質に目を向ける。
主な内容
〇 裁判の経緯と焦点(編集部)
〇 特養あずみの里裁判を振り返る──上野 格・宮子 あずさ
〇 医療・介護事故における刑事弁護──水谷 渉
〇 ケアの現場から考える「予見可能性」──鳥海 房枝
〇 看護と介護のはざまで──工藤 うみ
〇 ケアする者のつつしみ──上野 千鶴子
シリーズ第8弾
透析治療と意思決定
Dialysis Treatment
Nursing Todayブックレット編集部 ● 編
内容紹介
長きにわたり透析医療に関わってきた医師と看護師の立場から、透析患者の心身の状態、透析の見合わせを考える時の対応などについて明らかにした。
主な内容
〇透析の「見合わせ」をめぐる患者と医療者の「隔たり」
〇医師として考える、透析の「見合わせ」
〇看護師が大切にする、透析患者へのかかわり
〇認知症高齢者における血液透析の「開始」と「見合わせ」
〇がん末期での透析治療の選択~緩和ケアチームのかかわり
シリーズ第6弾
「生きるを支える」
リハビリテーション
Total Restoration of Human Rights
上田 敏 ● 語る/三井 さよ ● 訊く
内容紹介
リハビリテーション医学の第一人者が語ったライフヒストリー。リハビリテーションに携わる全ての職種が読んでおきたい専門職としてのあり方と哲学。
A5判 64頁
定価990円(本体900円+税10%)
ISBN978-4-8180-2281-2
主な内容
○ 全人類的復権としてのリハビリテーション
○ICIDHからICFへ
○インフォームド・コンセントからインフォームド・コオペレーションへ
○障害の受容
○リハビリテーション医学の評価
シリーズ第5弾
一般教養としての「看護学概論」
深井 喜代子 ● 著
Introduction to Nursing
内容紹介
専門性がありながら、誰もが日々の暮らしに取り入れることのできる実学が「看護学」です。一般教養科目の授業を例に、さらなる展開の可能性を探る!
主な内容
○ なぜ、一般教養科目に「看護学概論」か
○ 果たして、今どきの大学生は「看護」を認知したか
○ すべての人々に看護学のエッセンスを
シリーズ第4弾
「聞こえにくい」をほっとかない
小川 郁 ● 編
Check your hearing!
内容紹介
「聞こえ」と脳(認知機能)の関係を最新の知見から解説し,加齢性難聴の予防・適切な聴覚ケア・コミュニケーションの工夫等についてわかりやすく説明します!
主な内容
○「聞こえ」と脳の関係:加齢性難聴が生活にもたらすリスク――小川郁
○加齢性難聴のリスク因子と予防――菅原一真・山下裕司
○加齢性難聴に対する適切なケア:補聴器と聴覚トレーニング――新田清一
○看護職・介護職ができる聴覚ケア――鈴木大介
○加齢性難聴に対する社会的支援――小川郁
○「聞こえ方の変化」は脳が慣れることから:補聴器と人工内耳を装用して
――杉崎きみの
著者のお一人である杉崎きみの氏は、補聴器メーカーのオーティコンで医療機関を中心に補聴器の普及に携わっています。
デンマークの補聴器メーカー、オーティコンはデマントグループの傘下にあります。
企業理念“Life-Changing Technology(ライフチェンジング テクノロジー)"のも
と、人が難聴による制限を受けない世界を目指し、常に最新で革新的な補聴器を開発
しています。現在は、脳の聞く働きから聞こえを考える、 「BrainHearing(tm)(ブレインヒアリング)」という独自のアプローチにより、脳の負担を軽減する補聴器を開発しています。
シリーズ第3弾
子どもを虐待から護る
上野 昌江 ● 編
虐待予防における母子保健活動を中心に、看護・医療職としてどうすれば子どもたちを護れるのか、支援のあり方や最前線の取り組み等を提示します。
○ 子ども虐待予防における看護職の支援――上野昌江
○ 医療機関における子どもの虐待予防・対応〈看護師〉――山本光映
○ 母親を中心とした「ペアレンティング・サポート」〈助産師〉――相川祐里
○ 子どもを護り、子育てを支える仲間づくり・地域づくり〈保健師〉――廣末ゆか
○ 子どもの虐待とネグレクトの本質を知る〈精神科医〉――鷲山拓男
内容紹介
主な内容
Child Abuse & Neglect
A5判 64頁
定価825円(本体750円+税10%)
ISBN978-4-8180-2215-7
シリーズ第2弾
無痛分娩と日本人
田辺 けい子 ● 執筆
Painless Childbirth
内容紹介
著者の研究成果をもとに、さまざまな立場の当事者の言説も織り交ぜつつ、
無痛分娩の現場を丁寧に描出。「出産の痛み」に対する日本人の考え方や文化を読み解くとともに、これからの医療やケア、家族のあり方などを考察する。
主な内容
○ 日本における無痛分娩の歴史と現状
○ さまざまな立場にある当事者の言説
○ 無痛分娩――助産師はいかにかかわるべきか
【コラム】
医学と宗教の抵抗――人の「痛みから解放されたい」欲求の勝利
無痛分娩における産婦の新たな主体性の立ち上がり――助産師の価値観とのズレ
無痛分娩看護マニュアル―無痛分娩における助産は看護に包含されうるのか
パルトグラムの活用――「無痛分娩の多職種連携」をかたちにしてみませんか
シリーズ第1弾
患者の「賢い選択」を支える看護
小泉 俊三・井部 俊子 ● 執筆
過剰な医療の是正を目指す「Choosing Wisely」(賢い選択)キャンペーン。
治療技術の高度化・多様化そして氾濫する情報のなかで、患者が本当に必要な
医療を受けるための「賢い選択」を支える看護の役割を考える。
○ Choosing Wiselyキャンペーンの始まりとこれからの行方──小泉俊三
○ 患者の「賢い選択」に貢献する米国の看護師たち──編集部
○ 看護師と患者が質問すべき25の事柄──米国看護アカデミー
○ 私が考えるChoosing Wiselyと看護──井部俊子
内容紹介
主な内容
Choosing Wisely
A5判 48頁
定価770円(本体700円+税10%)
ISBN978-4-8180-2192-1