雑誌「コミュニティケア」の人気連載記事や臨時増刊号で好評を博した企画をもとに、内容を再構成し、さらに新しい情報を追加して書籍化するシリーズです。前シリーズ「Community Care Mook」「Community Care Special」からの流れを汲みつつ、新たな発想をもって、これからの地域・在宅ケアに寄与できるよう、看護職をはじめ多くの方々に活用いただける書籍をラインナップしてまいります。

 シリーズラインナップ(「Community Care Mook」「Community Care Special」含む)

「暮らしの保健室」

ガイドブック

“おまかせうんチッチ”で実現する

気持ちよく出す排便ケア

実践者の語りで理解する

「生活を支える看護」

実践から学ぶ

特別養護老人ホームの看護

在宅看護の実習ガイド

はじめての

タクティールケア

在宅ケア リスクマネジメント

マニュアル 第2版

めざせ!開業ナース
地域での起業25の実際

病院と地域を”看護”がつなぐ

訪問看護”泣き笑い”川柳

 各書籍紹介(「Community Care Mook」「Community Care Special」含む)

「暮らしの保健室」ガイドブック

「相談/学び/安心/交流/連携/育成」の場

●秋山正子 総編集

定価3,080円(本体2,800円+税10%) A4判変型/ 184ページ / 978-4-8180-2326-0

訪問看護師の秋山正子さんが開設した「暮らしの保健室」。誰でも無料でさまざまなことを相談でき、そこにいるだけでホッと安心できる場所として、その活動はすっかり定着し、今では全国に多くの「暮らしの保健室」ができています。

本書は大好評で入手困難になった『コミュニティケア臨時増刊号「暮らしの保健室のはじめかた」』の内容を大幅に修正・追加して60ページ増のバージョンアップ。「暮らしの保健室」とは何か? 開設するために必要なものは? 運営を続けていくために工夫することは? などを詳細に解説します。さまざまなタイプの「保健室」35施設からの報告も参考になります。

《主な内容》

 ◇ [GRAPH part1]「暮らしの保健室」 北から南から

 ◇ [GRAPH part2]メイキング オブ 暮らしの保健室

 ◇ [総論]「暮らしの保健室」がコミュニティで果たす役割

 ◇ [解説]「暮らしの保健室」開設・運営の7つの知恵袋

 ◇ [報告]各地の保健室レポート35

 ◇ [Column]「暮らしの保健室」という名のもとに ゆるやかにつながりませんか  ほか

“おまかせうんチッチ”で実現する気持ちよく出す排便ケア

●榊原千秋 編

定価2,860円(本体2,600円+税10%) A4判変型 / 160ページ / 978-4-8180-2305-5

好評だった『コミュニティケア』臨時増刊号を大幅に修正・加筆して書籍化!

 “おまかせうんチッチ”は、地域で排便ケアの相談を受けたり、排便ケアのプロフェッショナル「POOマスター」を養成する活動です。POOマスターとなった多くの看護師たちは「気持ちよく出す排便ケア」が“その人”だけでなく、“地域”をも元気にすることに気づき、その重要さをあらためて感じています。

本書では、全国のPOOマスターの充実した「排便ケア」を紹介。新たな気づきが満載です。

《主な内容》

 ◇ [総  論]気持ちよく出す排便ケアプログラム「おまかせうんチッチ」

 ◇ [解  説]これだけは知っておきたい! 「排便」に関する基礎知識

 ◇ [物  語]「ややのいえ」のうんちを巡る人生の物語

 ◇ [報告1]排便ケアのプロフェッショナル「POOマスター」の実践

 ◇ [報告2]「POOマスター」の地域包括的排便ケア

 ◇ [Column]「排尿」のメカニズムとコンチネンスケア ほか

実践者の語りで理解する「生活を支える看護」

●一般社団法人 生活を支える看護師の会 編

定価2,530円(本体2,300円+税10%) A4判変型 / 152ページ / 978-4-8180-2176-1

好評だった『コミュニティケア』臨時増刊号「よりよい療養支援のために『生活を支える看護』を考える」を加筆しての書籍化! 訪問看護・高齢者ケア施設など、地域で実践している「生活を支える看護師の会」のメンバーが、自らの取り組みを詳細に報告。その「語り」の中には患者・利用者、そして家族の「生活」を支えるための“看護”がいっぱい詰まっています。地域のナースはもちろん、「診療の補助」業務に追われて、患者の「生活」に思いを寄せることが難しい病院のナースに、ぜひ、読んでいただきたい1冊です。

《主な内容》

 ◇ 〈口絵〉 3つの観点で考える「生活を支える看護」23のポイント

 ◇ 〈総論〉 「生活を看る看護」看護の原点の拡張と実践の多様性─21世紀の看護論・私(試)論─

 ◇ 〈報告〉生活を支える看護師たちの実践

 

"看護の本質"を実感できる

実践から学ぶ特別養護老人ホームの看護

●鎌田ケイ子 監

定価2,970円(本体2,700円+税10%) A4判変型 / 188ページ / 978-4-8180-2105-1

「終の住処」として施設内での“看取り”が当たり前になりつつある「特別養護老人ホーム」。多くの特養看護職は、医師の常駐がほとんどない環境で「看護」を実践することで「看護の本質を実感できる」と語ります。

 

本書では「特養看護でまずマスターしたい17のPoint」を整理した上で、全国25施設の特養看護職が自らの取り組みを詳細に報告し、その中で「特養看護の魅力」が明らかになります。

《主な内容》

 ◇ 第1章 総論 「看護の本質」を実感できる特別養護老人ホームの看護

 ◇ 第2章 解説&Point 特養看護の超キホン

 ◇ 第3章 報告 私たちの特別養護老人ホームにおける“看護”

          A多職種連携のための取り組み

          B特養の組織づくりと運営

          C特養看護職としての喜び

          D尊厳ある看取りのために

 ◇ 資料 特別養護老人ホームに係る介護報酬

教員・訪問看護師・学生 すべてが活用できる

在宅看護の実習ガイド

事例とSTEPで可視化・言語化する

●清水準一・柏木聖代・川村佐和子 編

定価2,640円(本体2,400円+税10%) A4判変型 / 188ページ / 978-4-8180-2037-5

多くの学生に「在宅看護には看護の本質がある」ことに気づいてもらうためには、よりよい「在宅看護」の実習を行う必要があります。本書には「教員はこんなことを考えている」「今の学生はこんな感じ」「訪問看護師と教員が協同して学生を育成するためには」など、在宅看護の実習の豊富な事例報告と、まず考えておきたい4つのSTEPを整理。効率的な実習を実現するヒント満載で、教員・訪問看護師・学生すべてにオススメの1冊です。

《主な内容》

 ◇ 口  絵 [課題の整理]イラストで見る“よい実習”はここが違う!

 ◇ 第1章 [総論]深い学びを得る“在宅看護”実習がこれからの社会に貢献する

 ◇ 第2章 [座談会]よりよい“在宅看護”実習にするために――訪問看護の現場から

 ◇ 第3章 [“現場の声”を聞いて]現場との密な連携をめざして――教育機関の立場から

 ◇ 第4章 [報告]さまざまな“在宅看護”実習の現場

 ◇ 第5章 [展望]新たな実習形態へのチャレンジ

 ◇ 第6章 [解説]“在宅看護”実習を可視化・言語化する4つのSTEP

はじめてのタクティール®ケア

手で“触れて”痛み・苦しみを緩和する

●木本明恵 総監修

定価2,200円(本体2,000円+税10%) A4判変型 / 128ページ / 978-4-8180-2031-3

両手でやさしく、ゆっくりとした動きで背中や手足を触れる「タクティールケア」。認知症の人をはじめ、あらゆる人を“心地よく”させるこのケアは、肌と肌の触れ合いによるコミュニケーション方法でもあり、ケアされている人に安心感を与え、痛みを緩和すると共に、ケアをしている人も癒されます。まさに“看護の原点”に立ち返れるケアともいえるケアです。ナース・介護職・家族、誰でもできるケアの方法と効果が、この1冊でつかめます。

《主な内容》

 ◇ 口絵 タクティールケアで実現するいきいきライフ

 ◇ ダイジェスト版 背中・手・足のタクティールケア

 ◇ 第1章 タクティールケアの意義

 ◇ 第2章 医師から見たタクティールケアの可能性

 ◇ 第3章 タクティールケアの基礎知識

 ◇ 第4章 タクティールケアを実践してみて

 ◇ 特別寄稿 ケアにおける“手”の有用性

在宅ケア リスクマネジメントマニュアル [第2版]

●宮崎和加子 編集・執筆、  小菅紀子・竹森志穂・平野智子・松井知子 執筆

定価3,080円(本体2,800円+税10%) B5判 / 192ページ / 978-4-8180-1989-8

“生活の場”での看護を知り抜いた訪問看護経験者5人が日々のケアの中から出てきたリスクを徹底的に洗い出し、その原因を「看護師本人」「手順」「環境」などに分類。そして、そのリスクの影響レベルを「利用者自身」と「スタッフ・ステーション」それぞれで評価する“独自の方法”で、リスクの誘因・原因を明らかにし、対処法を導きます。

2012年に発刊された[第1版]が大好評。新たに定期巡回サービスや看護小規模多機能型居宅介護における「看護と介護の連携」でのリスクも収載し、細部も見直して、ここに[第2版]が完成。

《主な内容》

 ◇ 総論 在宅ケアにおけるリスクマネジメントとは

 ◇ 事例で学ぶ 事故事例と分析

 ◇ 報告と学習 リスクマネジメントを浸透させるために

 ◇ 実践のキー “生活の場”でのリスクマネジメント

 ◇ 注目のサービス 新たな場でのリスクマネジメント

 ◇ 資料 事故対策・予防対策マニュアル

めざせ! 開業ナース 地域での起業25の実際

在宅看護・介護から多機能サービス、ワンコイン健診、街角ホスピスまで

●村松静子 監

定価2,750円(本体2,500円+税10%) B5判 / 216ページ / 978-4-8180-1790-0

看護職による“起業”の実際とは? 驚くほどバリエーションに富むサービスとそれらを提供する看護職の姿を、本書は体験談をベースに読みやすく紹介。立ち上げの実際や事業運営の具体的ポイントなどを示すとともに、「在宅」や「地域」のことがより具体的にイメージできるよう構成しています。起業を考えている方、すでに地域で活躍中の看護職はもちろん、病院勤務の看護職や教員・学生の方にも幅広く役立つ内容です。

《主な内容》

 ◇ 第1章 開業ナースへの期待

 ◇ 第2章 起業の実際① 介護保険・医療保険サービス編

 ◇ 第3章 起業の実際② 多機能サービス編

 ◇ 第4章 起業の実際③ 新たなサービスの創造編

病院と地域を“看護”がつなぐ ナースだからこそできること

●角田直枝 著

定価1,760円(本体1,600円+税10%) B6判 / 180ページ / 978-4-8180-2213-3

月刊『コミュニティケア』の人気連載「角田直枝の 病院と地域を“看護”がつなぐ」の書籍化。現在、茨城県立中央病院看護局長である著者は、これまで病院・訪問看護ステーション・教育機関などさまざまな場での看護を経験してきました。その経験から綴られるエッセーとユニークな4コママンガで病院ナースや訪問看護師の「看護」や「看護管理」 が元気になる秘訣を明らかにします。

《主な内容》

 ◇ [マンガ]病院と地域を“看護”がつなぐ

 ◇ プロローグ

 ◇ 第1章 看護管理者の機能を考える

 ◇ 第2章 看護師の意欲の育て方

 ◇ 第3章 連携の大切さ、覚え書きあれこれ

 ◇ エピローグ

訪問看護“泣き笑い”川柳

在宅ケアを“楽しく”学ぶ

●『コミュニティケア』編集部 編

定価1,430円(本体1,300円+税10%) B6判 / 128ページ / 978-4-8180-2194-5

月刊『コミュニティケア』で好評連載中の「訪問看護“泣き笑い”川柳」。100回を超えた連載の中から58句を「訪問看護の醍醐味」「看取りに寄り添う」「本人・家族を支える」の3章に分けて書籍化。斎藤ひろこ氏の温かなイラストとリズムのある川柳で「在宅ケア」の1シーンが描き出され、ショートエッセーでそこにおける「訪問看護」の実際が理解できます。約1時間で読めるコンパクトさは、忙しい病院のナースや看護を学ぶ学生にオススメ。もちろん、現場の訪問看護師にも「あるある」満載で元気が出ます!

《主な内容》

 ◇ 第1章 訪問看護の醍醐味

 ◇ 第2章 看取りに寄り添う

 ◇ 第3章 本人・家族を支える

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