カントの認識図式
自然界のことをカントは「現象界」と呼び、それと区別して人間独特の能力が発揮されるところを「理想界」としました。現象界で主体が認識するものは認識対象であり根底には自然法則があります。一方理想界において把握されるものは「物自体」と呼ばれ、その根底には道徳律があるとしました。