ソクラテスをめぐる人物相関図

ソクラテス  Socrates(Σωκράτης)

B.C.469 - B.C.399/古代ギリシア(アテネ)

 

約2,500年前、日本は縄文時代から弥生時代への転換期にあたる頃に活躍しました。最大の関心事は自分の魂を磨くことであり、「善く生きること」を追求。「知を吟味する」という意味での「哲学」を生み出しました。裁判で死刑になっても自説を曲げませんでした。なおソクラテスは自分では文章を書かずひたすら対話し、弟子プラトンが「対話編」として書物を後世に残しました。

ソクラテスの妻クサンティッペは「悪妻」と言われますが、あくまでそれはソクラテスの言いまわしであり、二人の仲はよかったかもしれません。

 

またもう一人、ミュルトーという女性もソクラテスの傍にいたようです。そのほか、彼の弟子たちの中にはアルキビアデスのような美青年もおり、ソクラテスを口説き落とそうとしたことがあります。

 

なかなかの人気者です。同じく弟子のプラトンはイデア論を展開したこともあり、アトム論(原子論)を主張したデモクリトスらの考えを受け入れませんでした。

 

さらにプラトンの弟子であるアリストテレスは師匠とは異なり、いわゆる自然科学的な方法論を生み出したことでも知られています。

 

彼は大帝国を築いたアレキサンダー大王の少年期に家庭教師をしていたりと、話題は尽きません。