「ニュージーランド看護師協会を代表しまして、日本看護協会の会員、職員の皆様、そして多くの生命が失われ、多数の負傷者を目の当たりにされている日本の皆様に心よりお見舞い申し上げます。


3月11日金曜日、本州北部に甚大な被害をもたらした地震と津波と、原子力災害の危機に関するニュースは、ニュージーランドに住む私たちに大変なショックをもたらしました。クライストチャーチでの地震の直後であるだけに、このニュースは私たちにとって大変痛ましいものです。さまざまな映像や談話を見聞きしながら、こうした恐るべき状況を乗り切るにはどれほどの努力が求められるかを考えざるを得ません。


日本は地震への対応に慣れておいでで、対策も十分に確立されていることと存じます。しかし今回のような大規模災害に対しては、どれほど優秀な対策であっても圧倒されてしまうことでしょう。このような災害の際に、看護職は自己の生活への影響に対応しつつも、常に最前線に立って働きます。大変悲しいことですが、今回の惨事の犠牲者には多くの看護職も含まれていることと思います。私たちは、犠牲となった方々のご冥福をお祈りするとともに、ご家族、ご同僚の方々に心よりお見舞いを申し上げます。


日本の皆様は回復力が強く、勇気と力を持っておいでのことと思います。今後数日、数週、数カ月にわたり、このような資質が試されることとなると思います。皆様のご支援に対し、私たちの勇気と愛をお送りします。


国家的な惨事の中にあって、私たちの思いは皆様とともにあります」


(Nano Tunnicliffさん:ニュージーランド看護師協会会長/Kerri Nukuさん:同理事/Geoff Annalsさん:同専務理事、3月16日)

http://jnapcdc.com/info02/mos/top.html