聖路加健康ナビスポット「るかなび」でミニ健康講座を体験してきました!

新年度がはじまり、早1カ月。職場や住まいなど、環境が変わって疲れを感じている方も多いのではないでしょうか。

 

かくいう私(編集部員K)もその一人。なんだか体が重くて(単なる食べ過ぎ?)すっきりしない気分が続いています。そんな折、東京・築地にある「聖路加健康ナビスポット:るかなび」で、一般向けに「ミニ健康講座」が開かれるとの情報が。「これはよさそうかも」と思って受講してきました!

 

「聖路加健康ナビスポット:るかなび」(以下、「るかなび」)は、地域住民が気軽に立ち寄り、健康や体のこと、病気のことなどに関する情報が得られる、“健康情報”のサービススポット。壁一面の本棚に、医療、看護、社会福祉、心理学などの専門書から闘病記や一般書まで、たくさんの書籍が並んでおり、隣のカフェ「タリーズ」でコーヒーを飲みながらゆっくりと読むことができます。

 

また、健康に関する疑問や不安について、専門職に相談でき、この「健康相談」では看護職が対面で、疑問や不安の解決策、対処法を一緒に考えてくれます。そのほか、体成分分析や骨密度、握力などの「健康チェック」、毎月数回さまざまなテーマを取り上げる「ミニ健康講座」などを行っています。

続きを読む…

SPECIAL INTERVIEW 『病院と地域を“看護”がつなぐ』 「地域」を知りたい看護管理者の皆さんへ

病院・訪問看護ステーション・教育機関など多彩な経験を経て、今、公立病院の看護局長として活躍する角田直枝さん。離職率4%を誇る茨城県立中央病院での看護の1シーンが、軽快な語り口のエッセーと、ププッと笑えるユニークな4コマまんがで展開されます。「特に病院の看護師さんに読んでほしい」と語る角田さんに、本書のおすすめポイントをうかがいました。

 

 

角田 直枝さん
茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター看護局長
がん看護専門看護師

 

1987年筑波大学医療技術短期大学部看護学科卒業後、筑波メディカルセンター病院に入職し、病棟勤務。その後、筑波メディカルセンター訪問看護ステーションいしげ管理者を務め、2002年筑波メディカルセンター病院副看護部長に就任。2005年より日本訪問看護振興財団にて認定看護師教育課程訪問看護学科主任教員、2007年には同財団事業部長を務め、2010年より現職。『イラストでわかる 元気になる看護管理』(中央法規出版)など著書多数。

 

続きを読む…

第22回 日本看護管理学会学術集会 取材リポート

第22回日本看護管理学会学術集会(8/24-25)のリポート記事を「編集部のページ」特設サイトにアップしました。当日取材した当社編集部員6人が、それぞれ任意に選んだ8つの演題の内容をご紹介しています。

 

学術集会に参加できなかった方、聴講したい演題が重なってしまった方、どんな学会だったのか興味のある方など、ぜひご参考下さい。

 

記事はこちらから↓

 

>> 第22回 日本看護管理学会学術集会 取材リポート

 

 

地域ケアの今(22)

福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。

転居という一大イベント

文:上野まり

 

春は引っ越しの多い季節です。職場の異動や学校の入学・卒業などの時期だからでしょう。わが家も今春に大学を卒業した息子が自宅に戻り、慌ただしい引っ越しがありました。

 

息子の友人A君は東北で就職先を探し、引っ越したと聞きました。A君の一家は都内に暮らしており、1人だけ地方へ行くのが意外だったので、A君のお母さんに「どうして?」と聞いてみました。すると、「東北に祖父母がいるのよ。私たち夫婦も地元だからいずれは戻る予定だけど、息子は一足先におじいちゃんの所に行くっていうの」と話しました。そんな選択肢もあるのかと初めて知りましたが、最近になって“孫ターン”という言葉を聞き、もしやA君の選択はこのことだったのかと思いました。

子育て世代の地方への転居

“孫ターン”

孫ターンについて調べてみると、都会から孫が祖父母の住む地域に移住するという意味でした。子育て世代が地方に移住する際に、まったく縁のない所ではなく、祖父母の暮らす場所を選択するということのようです。農業に従事する孫もおり、農村回帰にもつながっています。数年前からメディアで取り上げられており、私が疎かったようです。
続きを読む…

精神看護キーワード 多職種間で理解を共有するために知っておきたい119用語

 

1975年千葉大学教育学部特別教科看護教員養成課程卒業、1984年ハワイ大学看護学部修士課程(CNSコース)修了(看護学修士)。東京都民生局、小林病院(看護師)の臨床経験の後、東京女子医科大学看護短期大学を経て、杏林大学保健学部看護学科教授、三重県立看護大学・大学院教授、地域交流研究センター・センター長、共立女子短期大学看護学科学科長、東京慈恵会医科大学看護学科・大学院教授、山陽学園大学大学院看護学研究科精神看護学(CNSコース)教授を歴任して2015年より心の相談室荻窪室長、有馬高原病院ナースサイエンティスト。2017年より奈良学園大学保健医療学部看護学科教授。著書に「精神症状のアセスメントとケアプラン」(メヂカルフレンド社)、「精神看護学Ⅰ・Ⅱ 第5版」(ヌーベルヒロカワ)など多数。

このたび当社より刊行しました「精神看護キーワード」は、保健師、病棟看護師、訪問看護師、精神保健福祉士、介護福祉士、作業療法士、薬剤師、ケースワーカー、看護学生……など、誰もが活用できる用語解説書です。総編集者の川野雅資さんに本書のねらいを述べていただきました。

続きを読む…