都内最大級の売り場面積(約2,000坪)を誇る、ジュンク堂書店池袋本店。5階の人文書売り場の棚には、哲学・思想、心理、宗教、歴史、社会、教育学、批評・評論などに分類される、約7万冊の書籍が収められています。

 

今回、専門的な質問を投げかけるどんな利用客にも物怖じしない(?)人文書愛にあふれる書店員さんに、「考える作法」が学べる本というテーマでおすすめ書籍を幅広く選んでいただきました。

井手 ゆみこ さん

ジュンク堂書店池袋本店に勤めて今年で8年目。大学時代に、政治哲学のゼミで学んだことがきっかけで人文書好きに……。

─── 井手さんは人文書がとてもお好きだそうですが、売り場の配属は希望できるのですか?

 

井手 最初はそうでない場合が多いですね。私も1年目はビジネス書売り場に配属されて、予備知識がなかったから大変でした。

 

─── やはり、勉強が必要なのですね。

 

井手 例えばある哲学者の本が出た時に、それがどういった系統のものかがわからないと困りますね。どこの棚に置くかが大事なので。あとがきなどを読んで誰の弟子だとか、誰の研究をしていたとかを参考にします。でも、それだけでは足りないので自分で本を買って読んだり、図書館も利用します。

 

─── お客さまにはどんなことを聞かれますか?

 

井手 ついこの間は、どこかのお店で店長をされている方がいらして、従業員にただ仕事をこなすだけでなく、いろんなことに疑問を持ちながら働いてほしいと思うので、何か参考になる本はないかと聞かれました。ちなみに、その時に選んだのは今回も挙げている『14歳からの哲学 考えるための教科書』(池田晶子 著)でした。

 

─── 私からのお題は「“考える作法”を学べる本」です。

 

井手 哲学の本はいろいろあるけれど、まずは考えるきっかけになるような本を探してみました。その中には一般的に「考える」ことをテーマにした本もあるし、私自身が読んで「考える」ようになった本もあります。お役に立てれば嬉しいです。

 

─── ありがとうございます。では、ご紹介していきましょう。

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